年末に外食クーポン販売急増　時短で会社の飲み会が変わった？

【ソウル聯合ニュース】この年末、韓国の電子商取引（ＥＣ）サイトで、飲食店で割引などの特典を受けられるクーポンの売り上げが急増していることが分かった。大企業と公共機関で労働時間の上限を週５２時間に短縮する制度が７月に導入されたことをきっかけに、会社の飲み会の機会が減ったり飲み会がバイキング形式になったりしたためとみられる。

ＥＣサイト大手のオークションによると、飲食店で使えるクーポンの販売量が１７～２３日の１週間で前年同期の１２倍に増えた。ファミリーレストランのクーポンが３５倍、バイキング形式の飲食店のクーポンが４倍に、それぞれ増加した。

　前年同期にこうした外食クーポンの販売の伸びは７３％だった。今年は家族やカップルだけでなく、職場での需要が急増したようだ。オークション関係者は２７日、「今年後半に導入された週５２時間勤務制などの影響で、忘年会文化が変化した」と分析した。

　一方、同じ期間に二日酔い対策商品の販売は減少した。ドリンク・錠剤は前年同期比１５％、ゼリー飲料は３２％、それぞれ減った。年末の飲み会の席が全般的に少なくなったといえる。