韓日合作「PRODUCE 48」、韓国の視聴率２％から動かず

第２のＩ．Ｏ．Ｉ（アイ・オー・アイ）は誕生することができるのだろうか。

Ｍｎｅｔの音楽サバイバル番組『ＰＲＯＤＵＣＥ　４８』が以前のシーズンほどの波及力を発揮できずにいる。韓日合作プロジェクトとして規模は拡張したが、放映前の期待に応えられていない。視聴率も２％台序盤にとどまったままで、話題性はアイドルファンの間だけに限定されている。

制作スタッフは話題性を高めるための方案として、シーズン初の出勤途中のオープンイベントを進めた。これに先立ち、毛布や布で徹底して練習生の体を隠していた以前とは全く違う雰囲気で、ファンに積極的な広報を促すような感じだ。関係者は「番組がクライマックスに近づきながらファンとの疎通を増やすため」としながら「『ＰＲＯＤＵＣＥ　４８』シリーズのすべての広報方式は話題性を高める方向で行われている」と説明した。

だが視聴率は２％台から脱することができないままだ。話題性と反比例グラフを描くように、先月２７日にはニールセンコリア全国基準２．１％まで落ちた。２次順位の発表式があった３日の放送も２．４％にとどまり、以前のシーズンほど大衆的な関心を引けていないことが分かった。フォーマットと編集方式が固定化し、視聴層が韓日アイドルのマニア層だけに固まっているという分析だ。一部では敗者復活戦を導入して新たなフォーマットの風を起こすというデマが出回っているが、制作スタッフは「現在のところ計画していない」と一線を画した。シーズン２のような方式で２人を選ぶ投票を通じて３次順位発表式を行う。

元祖アイドルオーディション『ＰＲＯＤＵＣＥ』シリーズが苦戦を強いられている間、ライバル番組が次々とベールを脱いでいる。ＭＢＣ（文化放送）は『アンダーナインティーン』をローンチし、Ｉ．Ｏ．Ｉ出身のチェ・ユジョンらを排出したアイドル養成塾ＤＥＦ　ＤＡＮＣＥ　ＳＫＯＯＬ　とタッグを組んだ。オーディション視聴者層であるアイドルファンをめぐり、パイの奪い合いで誰が先に第２のＩ．Ｏ．Ｉを作り出すのか。注目が集まる。