韓国に嫁ぐも言葉の壁

江原道春川（カンウォンド・チュンチョン）地域に住む結婚移民者のほとんどが言葉の問題により生活に支障をきたしていると調査された。

翰林（ハンリム）大学社会学科のシン・キョンア、パク・キナム教授チームが春川市（チュンチョンシ）多文化家庭のアンケート調査（３０７項目）の事例分析と関連者４０人に深層面接方式で調査した「多文化家族における実態調査の報告書」によると、韓国生活の難しさに５１％以上が言葉の問題を挙げた。次いで、経済的困難（１９％）、子女の養育(７％)、夫と夫の家族との対立（６％）と調査された。

アンケート調査対象者のうち、韓国語の能力については約９０％が生活に必要な短い会話レベルにとどまり、特に中国漢族やベトナム女性の韓国語能力が不足していることが分かった。妻の国の言語能力については、ほとんど理解できない（４３％）、簡単な単語を知っている（２５％）、短い会話が可能（６％）の順だった。

報告書ではこのほかに女性結婚移民者の家族が直面している問題として（１）経済的貧困（２）家族の不安定さと閉鎖性（３）同和の圧力と過度の労働（４）社会的偏見と差別などが挙げられた。多文化家庭の世帯所得は月１００～２００万ウォンが５０％で１００万ウォン未満も１５％にのぼった。

女性結婚移民者の７０％は本国での就職経験があるが、現在は３１％の女性が就職していることが明らかになった。

イ・チャンホ記者