韓国旅行「コネスト」 俳優イ・ビョンホン、新作で演技変身 情深い「近所の兄ちゃん」役で感動届ける。韓国の芸能ニュース
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俳優イ・ビョンホン、新作で演技変身 情深い「近所の兄ちゃん」役で感動届ける

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なじみのある場面だがジーンとする。笑わせて泣かせる。17日に公開される『それだけが私の世界』(原題、監督チェ・ソンヒョン)はこのようなありがちな公式が用いられている映画だ。全盛期を過ぎた元ボクシングチャンピオンで、アルバイトで細々と暮らしているチョハ(イ・ビョンホン扮)、家庭内暴力に苦しめられたことから17年前に家を出て行った母親インスク(ユン・ヨジョン扮)が偶然再会するというストーリーだ。インスクにはサーバント症候群を患うもう1人の息子ジンテ(パク・ジョンミン扮)がいる。紆余曲折の末に始まった家族3人の同居生活は、大小の騒動と素朴な笑いで満たされている。

イ・ビョンホン(48)が演じるチョハは孤児同然でこの世を力の論理で学び、生きてきた男だ。それでもゆがんだところがなく、情と茶目っ気にあふれている。最近作『南漢山城(ナムハンサンソン)』『エターナル』で見せた節制された演技とは方向が違っても、イ・ビョンホンの演技キャリアにおいて見慣れないキャラクターではない。ソウル三清洞(サムチョンドン)で会ったイ・ビョンホンは「ストーリーが与える力と情緒に心を動かされた」と語った。

--「近所の兄ちゃん」のようなキャラクターは久しぶりだ。

「『Happy Together』以降、ほぼ20年ぶりだ。〔『Happy Together』は1999年のSBS(ソウル放送)ドラマで、イ・ビョンホンは散り散りになった兄姉たちの絆を取り戻そうと奮闘する多情な無名野球選手を演じた。)強そうに見えるが、なぜかちょっと『見掛け倒し』っぽいところが私と非常に似ていて、自信を持って演じることができた。全く関心がなさそうな分野に一瞬でハマるのも普段の私そのものだ。チョハがゲームでジンテに勝ちたくて、一人頭にきてジタバタしている。私もジョイステックを持てば豹変する(笑)」

--ボクサーの見かけはどのように作っていったか。

「体育館の隈で選手たちの服装や練習する過程、辛い時の表情を観察した。ジャージやTシャツは実際に長く着たものを家から何着か持ち込んだりした。髪の毛は『スポーツ刈り』しに行って、はからずも頭の上側からバリカンを入れられたが、その感じがなぜかチョハのようでなかなか良かった。後で検索したら、ボクシング世界チャンピオンのパク・ジョンパル選手の全盛期時代のヘアスタイルだった。シャドーボクシンもけっこう練習したが、映画では短く編集されてしまった」

--PSYの『I LUV IT』のミュージックビデオ(MV)にサプライズ出演してロボットダンスを披露したことに続き、映画でも果敢なブレイクダンスを踊った。

「パク・ジョンミンさんがこう言っていた。共演したユン・ヨジョンさんがその場面で心から大笑いしていたと。シナリオに本当に『突然起きあがってブレイクダンスを踊るチョハ』と書いてあった。映画を見て、PSYのMVを思い出す人が多いのではないかと心配にはなったが、チョハというキャラクターに自信が持てるようになった撮影後半部だったのでそのままいった。ブレイクダンスは高等学校の時にちょっとやったことがある。リズムや拍子の感覚はあまり優れているとは言えないが、変な動きに関心が多かった。高2の修学旅行、特技自慢の時にブレイクダンスで2等を取った」

映画で、物語の柱となっているのが自閉指向のあるピアノ天才ジンテと人知れない痛みのある老母インスクのストーリーだ。サーバント症候群を完ぺきに演じたパク・ジョンミンは特に目を引く。「国民の母親」ユン・ヨジョンの爛熟した演技は言うまでもない。イ・ビョンホンはややもすると機能的に映りがちなチョハに立体的な演技で命を吹き込む。どのようなキャラクターでも、目指す設定は後ろに隠し、その人物を情操的に共感させるのはイ・ビョンホンの得意技だ。

--パク・ジョンミンのサーバント症候群演技を絶賛したそうだが。

「映画『マラソン』で俳優チョ・スンウがやり遂げた演技の壁が非常に高かったと思うが、自分だけの解釈で新たに愛らしいキャラクターを作り出した。ジンテが興奮した時と怖がる時、気持ち良い時のクセを設定して、ある時は監督のアクションサイン前から演じているところも見た。ピアノの演奏までこなしつつ、そこにしばられないで感情演技をやり遂げているのには驚いた」

--ことし放映されるキム・ウンスク作家のドラマ『ミスターサンシャイン』(tvN、原題)では映画『お嬢さん』『1987』で注目された若手女優キム・テリ共演している。

「まだ一日しか撮影していないが、キム・テリやパク・ジョンミン、映画『メモリーズ 追憶の剣』のキム・ゴウンのように最近活躍目覚ましい若手俳優が『どこか違う』と思わせているひとつは大胆さがあるということ。普段は礼儀正しいが、カメラが回った瞬間、自分の仕事をやってのける大胆さがある」

--最近ではドラマの中で20代女性と中年男性のロマンスに対する批判的な見解もある。

「だからといって演技が変わることはない。作家やPDも彼ら自身悩んでキャスティングしたと思う」

--ハリウッド映画『マグニフィセント・セブン』でコンビを組んで活躍した俳優イーサン・ホークが演出する作品に出演するそうだが。

「投資問題で製作が延び延びになっている。ハリウッドから提案が入ってきた他の作品も検討しているが、出演を決心するほどの作品にはまだ出会えていない」

--『それだけが私の世界』がありがちな公式に従った映画だと言われているが。

「笑いと涙を与える公式はありがちかもしれないが、感動の深さとディテールが違う。個人主義化が進み、情が薄くなった最近の人々に学びを与える映画だ。たくさん笑い、あたたかい気持ちになるだろう」

映画にはハンドヘルドで撮影した躍動感あふれる映像にジンテが演奏する身近なピアノ曲が軽快に交わる。チョン・イングォンのボーカルが切なく響くバンド「トゥルグックァ」の1stアルバムの同名曲『それだけが私の世界』は、劇中、母親のインスクが最も辛く、そしてうれしい瞬間に流れる。2014年史劇映画『王の涙-イ・サンの決断-』の脚本を書いたチェ・ソンヒョン監督が脚本まで手がけた長編演出デビュー作だ。
COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2018年01月10日 16:51
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