五輪男子水泳、パク･テファン韓国初の金に期待

【北京５日聯合】韓国水泳史上初の五輪金メダル獲得に期待がかかるパク･テファンが、４日から決戦の地・北京でのトレーニングを開始した。３日に北京入りした際は、リラックスした表情ながらも「コンディションはとてもいい。４００メートル自由型の記録に合わせトレーニングをしてきた。最善を尽くし、その記録について行けるよう一生懸命やります」と、世界記録更新への意欲を示した。
　水泳代表チームのノ・ミンサン総監督は、男子４００メートル自由形の決勝は「感覚的な水泳とパワーあふれる水泳の一騎打ち」になると語る。柔軟で滑らか、むだなものが何ひとつない泳法のパクと、ヘケット（豪州）をはじめとするパワーの西洋選手らとの対決だ。世界ランキング１～４位のヘケット（３分４３秒）、ジェンセン（米国・３分４３秒５３）、パク（３分４３秒５９）、バンダーケイ（米国・３分４３秒７３）が有力な優勝候補だと、ノ総監督は語る。身体条件に優れパワーもある海外勢に東洋人選手が１人食い込んだだけでも異色だとしながら、コンマの差での優勝争いに自信感を示した。男子４００メートル自由形の世界記録は、引退したソープ（豪州）の３分40秒０８。これを破る可能性をトレーニングである程度つかんだようだ。

　パク最大のライバル、ヘケットも「パク･テファンとの再対決を楽しみにしている」と話している。男子４００メートル自由形は９日に予選、１０日に決勝が行われる。