<アジア杯サッカー>韓国、サウジと引き分け「また勝てなかった」

太極戦士たちは１８年間“サウジ戦には勝てない”という現実に苦しめられてきたが、今回も脱出できなかった。

韓国は１１日午後９時３５分（日本時間）インドネシアのジャカルタで行われた２００７アジアカップＤ組予選サウジアラビアとの初戦で崔成国（チェ・ソングク）の決勝ゴールを守ることができずに１−１で引き分けた。こうして韓国はサウジとともに勝ち点１点でインドネシア（３点）に続いて２位となった。この日の引き分けで韓国はサウジとの歴代戦績で３勝６分け５敗を記録した。

韓国は前半やや無気力だった。前半２１分、?宰榛（チョ・ジェジン）の初のヘディングシュートが出るまでボールの占有率などでサウジに押されていた。しかし、キム・チウやオ・ボムソクら両ウイングバックが攻撃に積極的に加わり活力を見出した。特に前半４１分、オ・ボムソクの右からのクロスをゴール前で?宰榛が絵のようなシザースキックでつないだが、相手ゴールキーパーのファインプレーでゴールにはならなかった。

後半に入ってサイド攻撃が生き返った韓国は後半２１分、廉基勲（ヨム・キフン）が左サイドから上げたクロスを崔成国がゴール前で華麗にヘディングシュートしてゴールを決めた。しかし韓国はその９分後、守備手オ・ボムソクがサウジのマーレックのゴール前突破を阻止しようとしてファウルとなり、ペナルティーキックを許した。サウジのゴールが決まって勝負を振り出しに戻し、以後、韓国は李東国（イ・ドングク）まで投入して総力戦を展開したが、試合は引き分けに終わった。

ジャカルタ＝チャン・チヒョク記者