「中国で発生した一酸化炭素、韓国・日本・台湾に大量流入」

中国で発生した有害物質である一酸化炭素が韓国と日本、台湾に拡散していることが明らかになった。

米国系中国語メディアの大紀元は３０日、地球の大気の流れを見せる「グーグルアースヌルスクール」（ｅａｒｔｈ．ｎｕｌｌｓｃｈｏｏｌ．ｎｅｔ）を活用し、中国から一酸化炭素が大挙近隣国に広がっていると報道した。資料によると一酸化炭素濃度は中国の場合チベット自治区と内モンゴル自治区を除いたほぼ全地域が５００ｐｐｂ（１０億分の１分子単位）以上で観測された。世界平均濃度は９０ｐｐｂにすぎない。中国山東省済寧市と開封市は１７００～１９００ｐｐｂに達した。

５月３０日午前６時時点に中国山東省済寧市とカ沢市、河南省開封市一帯は一酸化炭素濃度が１７００～１９００ｐｐｂに達した。

２０１７年１～３月の記録を見ると一酸化炭素は風に乗り中国から韓国と日本、台湾に流入していると確認された。

一酸化炭素は自動車のエンジンや火力発電所のタービンから不完全燃焼により生じる無色無臭の気体だ。頭痛とめまいなどを引き起こす。密閉された空間で高濃度で吸入すると死亡することもある。