韓国旅行「コネスト」 『鉄腕アトム』製作会社代表「韓国のウェブトゥーン・ロマコメは国境を越える魅力ある」。韓国の経済ニュース
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『鉄腕アトム』製作会社代表「韓国のウェブトゥーン・ロマコメは国境を越える魅力ある」

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「国家間の政治・経済では損益を追求することになります。しかし、優れた音楽や映像、アニメは国境を超越します」

『鉄腕アトム』を誕生させた日本アニメ製作会社「手塚プロダクション」の松谷孝征代表取締役社長の一声が東京コリアセンター2階大講堂に響いた。24日午後、韓国コンテンツ振興院の主催で開かれた「2017 K-Story in Japan」のイベント会場でのことだ。松谷社長は「中国は文化が違うため理解とアプローチは容易ではないが、韓国と日本は地理・文化的にも近いので身近だ」とし「政治的にいろいろあることも事実だが、これはむしろコンテンツの力で乗り越えることができる」と述べた。

「2017 K-Story in Japan」は韓国の優れたコンテンツを選んで日本のコンテンツ企業と投資・共同製作などを協議することができるよう機会を提供する場だ。2011年から毎年、東京のコリアセンターで開かれている。ことしはウェブトゥーン『ケ・セラ・セラ』(コ・ミンジョン&イ・スジョン作)、ミュージカル『ファンレター』(ハン・ジェウン脚本)、映画の台本『火の戦争』(イ・カンヒョン脚本)など、ウェブトゥーン・映画・ドラマ・アニメ・ミュージカルなど計11作品がこのイベントに参加した。日本側からはコンテンツ会社約60社・100人余りが参加し、大講堂をほぼ埋めた。

ところで誰が「日本国内の韓流は終わった」と言ったのだろうか。日本側の出席者からは熱い関心が伝わってきた。注目される韓国人作家については、プレゼンテーションの内容をまるごと録画して積極的な関心を示す出席者もいた。2時間の発表後に続いて行われた2時間余りのビジネスミーティングでは計47社の日本企業が作品の投資や版権などについて協議した。ドローンを扱ったアニメ『エアローバー』を総括企画したチョ・ギュソク監督は「日本の個人放送プラットホーム『ニコニコ』関係者が共同製作条件について具体的に質問して関心を示していた」と伝えた。

特に最近に入り、韓国ウェブトゥーンとロマンチックコメディ(ロマコメ)に対する日本企業の関心が高まっている。ことしのイベントでも最も多い商談希望があったのはウェブトゥーン『わたしのカレはZ』(ソン・チウン&パク・スヨン作)と『ケ・セラ・セラ』、ドラマの台本『血の滲む恋愛』(ペク・ウンジン脚本)で、計9社と商談を行った。年上女性と就活中の年下男性との恋愛を描いたウェブトゥーン『ケ・セラ・セラ』のマネジメント会社チェダムメディアのノ・ウンジョン理事は「ドラマや映画など2次版権の契約がどこまで進んでいるのかについての質問が多く、一部からは韓日共同製作の話も出た」とし「日本で韓国ウェブトゥーンに対する関心がこれほど高いとは知らなかった」と話した。

韓国コンテンツ振興院のイ・ギョンウン日本ビジネスセンター長は「『ミセン~未生~』や『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』など韓国ドラマの原作がウェブトゥーンであるという点とあわせて、韓国ウェブトゥーンプラットホームのcomico(コミコ、2013年進出)、レジンコミックス(2015)、ピッコマ(2016)などが日本市場に進出しながら最近になって急激に関心が高まっている」と話した。

現場で契約が取れたわけではなかったが、参加者の表情は満足気だった。実際、2012年のイベントで紹介されたドラマの台本『夜警日誌』の場合、ドラマ化された後、2015年に日本と中国にそれぞれ15万ドル(約1680万円)と11万ドル(約1230万円)で放映権が販売された。

ミュージカル『ファンレター』の製作会社ライブのパク・ソヨン企画PDは「すぐに契約につながるとは思っていないし望んでもいない。きょう、日本最大の映画会社東宝と『ファンレター』の日本市場20年ライセンス契約の件と映画化について話をやり取りした。近いうちに良い便りを聞けるかもしれない」と話した。

イベント場所を訪れた日本放送作家協会のさらだたまこ理事長は「きょう見た11本の作品はどれもトレンドをリードすることができる個性あふれる物語ソースを備えていた」とし「20~30年前は日本のコンテンツが世界最高という自信があったが、韓国作品を見るとそれを確信できなくなる」と話した。日本大学放送学科の中町綾子教授は「今はドラマ『冬のソナタ』のようにひとつのコンテンツが爆発的なブームを起こす時代は過ぎた」とし「むしろ国籍の区分なくコンテンツを消費する時代が到来し、韓国コンテンツにいつも接することができるような韓流が続いている」と話した。

韓国コンテンツ振興院のファン・シン漫画ストーリー産業チーム長は「能力のある作家・プロダクションは取っ掛かりさえつかめれば、後は自力で海外進出の機会をつかむ力がある」とし「日本・米国・中国の3カ国で進めているK-Storyイベントを欧州や東南アジアなどに拡大していく考え」と話した。
COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2017年05月26日 08:57
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