シャネルデザイナーも恋したG-DRAGONのファッションメンターは？

世界的なファッションアイコンとしてその名をはせているＢＩＧＢＡＮＧのメンバー、Ｇ－ＤＲＡＧＯＮ（クォン・ジヨン、２９）が挙げるファッションメンターは誰か。

中央日報の特集紙面「江南人流」（２０１７年４月２７日付）で公開された「ファッション界で影響力のある人物」調査で１位に選ばれた直後、Ｇ－ＤＲＡＧＯＮは中央日報とのインタビューで思いがけない人物をメンターに挙げた。この人物は同じ所属事務所ＹＧエンターテインメントのジウン理事（コンテンツ製作本部スタイリストチーム）とスタイリストのヤン・スンホ氏だ。

ジウン氏は２０００年ＹＧに入社し、歌手Ｌｅｘｙ（レクシー）や男性４人組グループの１ＴＹＭ（ワンタイム）などを経て、現在ＢＩＧＢＡＮＧのスタイリングを担当している。グループの海外活動はもちろん、個人のスタイリングまですべてジウン氏が手がけている。２０１６年にＧ－ＤＲＡＧＯＮとファッションブランド「ＰＥＡＣＥＭＩＮＵＳＯＮＥ（ピースマイナスワン）」をスタートさせた。

Ｇ－ＤＲＡＧＯＮはジウン氏について「文字どおりメンターでありすべてのファッション関連の作業について最初から一緒にやってきた人物」としながら「ダメなものも生かす能力がある」と評した。「うまく行かない部分を見る目があるので、何か言う時、最も信頼できる人物」ともした。

もう一人のメンターに挙げたスタイリストのヤン氏も一時ＹＧの所属だった。ロンドンの名門ファッションスクール「セント・マーチンズ」在学中だった２００９年、友人だったＧ－ＤＲＡＧＯＮの紹介でＹＧのガールズグループ２ＮＥ１（トゥエニィワン）の衣装を手がけてエンターテインメント業界に足を踏み入れた。その後、歌手の日常を紹介するケーブル番組に出演し、独特のファッションとヘアスタイルでその名を広く知らせた。ヤン氏は数多くのアイドルスターの古い友人で、ファンの間では「ヤンギャング」という別称で呼ばれる。Ｇ－ＤＲＡＧＯＮはヤン氏について「いろいろな点で私と目指す方向が一番似ている人」とし「ファッション以外の他の分野についても博識で、気楽にいろんなことを共有できる大切なメンター」と語った。

一方、ミュージシャンとしてファッションが占める割合については「アルファとオメガ」と表現しながら、「朝起きて何を着るかによって一日の質が変わり、どんな場所でも状況に合うように服もうまく着こなしたい」と明らかにした。

Ｇ－ＤＲＡＧＯＮは江南人流が国内外のファッションブランド、デザイナー、ファッション紙編集長、スタイリスト、フォトグラファーなど３０チームを対象に実施した「影響力のあるファッションパーソン」の質問項目で最も多い推薦（１６票）があった。デザイナーのトム・ブラウン氏が彼の名前を刻んだスーツをプレゼントし、ラグジュアリーアクセサリーブランドのクロムハーツがＧ－ＤＲＡＧＯＮがショッピングをしている間、ニューヨーク店を貸し切りにするほど世界ファッション業界で影響力を発揮しているという理由だった。シャネルデザイナーのカール・ラガーフェルドもある中国メディアとのインタビューでＧ－ＤＲＡＧＯＮのファッションセンスに賛辞を送っていたことがある。