‘顕微鏡野球’にメダル期待…相手戦力を徹底分析

‘知彼知己’でオリンピック（五輪）の金メダルを狙う。韓国野球チームの北京五輪の目標は金メダル。キーワードは‘顕微鏡野球’だ。

韓国野球委員会（ＫＢＯ）が野球代表チームに積極的な後方支援を準備している。 最も力を注いでいる点は相手チーム戦力の分析だ。 参加すること自体に意味を置いている主催国の中国を除いて、６カ国（米国・キューバ・日本・オランダ・カナダ・台湾）はすべて強敵。 柳南鎬（ユ・ナムホ）ＫＢＯ戦力分析分科委員は相手がどこにいようと戦力分析へ行く。

国際大会での対戦で比較的データがそろっている日本や台湾とは違い、キューバ・米国・オランダ・カナダはまだよく分からないチームだ。 特にトリプルＡ選手が主軸の米国の戦力はベールに包まれている。

柳南鎬委員は３０日、米ノースカロライナへ渡り、米国とカナダの評価試合を観戦する計画だ。 金メダル候補の米国代表チームを徹底的に分析すると同時に、３月に台湾で開催された五輪２次予選で韓国が敗れたカナダの戦力を再チェックする。

キューバ、オランダの戦力分析はやりやすくなった。 キューバは１５日、韓国に到着し、慶尚南道（キョンサンナムド）南海（ナムヘ）でキャンプに入った。 オランダは２７日に入国する。 中国に近く野球インフラが整った韓国で練習した後、決戦地へ移動する計画だ。 プロ２軍・大学チームと評価試合を行う間は‘目’で、韓国代表チームと評価試合を行う時は‘皮膚’で、相手戦力を実感できる。

柳南鎬委員は「７月初めにオランダで開かれた国際大会を通じて、キューバの５試合、オランダの６試合をチェックした。 さらに両チームが国内で数回の親善試合を行うことになり、細かい分析も可能になった」と語った。

柳委員は２４日、キューバのキャンプ地である南海へ向かった。オランダが入国すれば、オランダ代表チームの分析を始める。

金卿文（キム・キョンムン）代表チーム監督は「五輪予選では戦力分析要員が大きな力になった。今回もＫＢＯが多くのデータを準備していると聞いた。現地で大いに役立つだろう」とし、戦力分析要員への信頼を表した。