［芸能］瑛太、富川映画祭で韓国の観客と交流

【富川２０日聯合】日本人俳優の瑛太が１９日、富川国際ファンタスティック映画祭で観客との交流の場を持った。
　瑛太は京畿道・富川市民会館大講堂で、主演映画「アヒルと鴨のコインロッカー」上映終了後に観客との対話の席に登場した。寂しさを感じたことがあるかという観客からの質問に、「１０代のころ俳優かモデルかで将来を悩んでいるうちにうつに陥り、引きこもりのように過ごしたことがある」と答えた。しかし、悩んでいる現在の状況は時間がたてばいつかは変わるもので、明るい未来が訪れると信じて苦しい時期を乗り越えたと語った。

　瑛太はドラマ「のだめカンタービレ」で国内でも人気を集めている。この日の映画上映では８００席がすべて埋まり、日本語の声援も飛び交った。瑛太は「映画を通じ韓国と交流することになりうれしい」とあいさつした後、ドラマに映画にと忙しいなかで映画祭に参加することになり、久しぶりに映画を見たりファンに会ったり、おいしい韓国料理を食べながら休息を取りたいとした。

　出演作を選ぶ基準を尋ねられると、「台本がおもしろい映画なら劇中での自分の比重には関係なく必ず出演しようとする」と答えた。自分の演技を見ると反省すべき点ばかり目につく、と謙虚な姿を見せながらも、「アヒルと鴨のコインロッカー」を多くの人に見てもらいたいとアピールすることも忘れなかった。これは青年の愛と放浪をミステリー仕立てで描いた作品で、韓国の映画会社が版権を買い、近く一般公開される予定だ。