朴前大統領の支持団体　ソウルで集会開催

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵（パク・クネ）前大統領の弾劾、罷免に反対してきた朴氏の支持団体などでつくる「大統領弾劾無効国民抵抗総決起運動本部」は１８日、ソウル・徳寿宮の大漢門前で集会を開催した。

集会は、憲法裁判所による１０日の罷免決定直後、弾劾反対集会に参加し、死亡した６０代１人と７０代２人の男性３人の告別式と追悼行事も兼ねて開かれた。約１時間にわたる告別式の後、憲法裁付近までの行進も行われた。

　死亡者のうち１人は、別の集会参加者の違法行為で警察車両から落ちたスピーカーにぶつかり出血多量で死亡。ほかの２人は心臓の異常などが死因だった。主催側は死亡者を「愛国烈士」と位置付けている。

　同本部の関係者は、３人が罷免決定を阻止するために闘ったとした上で、「真実が明らかになるよう、残されたわれわれが全力を集中させる」と述べた。