皇后陛下「シン・スンフンの声美しい」

歌手シン・スンフンが日本で開かれた小児がん子供助け合いチャリティコンサートに出演した。

この日、美智子皇后が客席で観覧し、公演終了後、出演陣と会った席で「シン・スンフンさんの歌を堪能した。声がとても美しい。『Ｉ　Ｂｅｌｉｅｖｅ』に感動した。日本に来て良いことをしてくれありがとう」と感謝の意を伝えた。シン・スンフンはこれに対しＣＤをプレゼントした。

シン・スンフンは１０日午後６時３０分、日本東京の渋谷Ｂｕｎｋａｍｕｒａオーチャードホールで開かれた“森山ｗｉｔｈ　ＦＲＩＥＮＤＳ”のステージに上がった。

「生きる２００７～小児がんなど病気と闘う子供たちとともに～」と題したこの日の公演は１９９６年から「小児がん征圧キャンペーン」を繰り広げる毎日新聞社が主催するイベント。２００４年から日本の森山良子がゲストを招待する方式のチャリティコンサートだ。

今年の公演は２００４年、２００６年に続き３度目のシン・スンフン、１９７０年代グループアリス出身の谷村新司らが参加した。小児がん患者たちも招待された。

シン・スンフンはこの日映画『猟奇的な彼女』の主題歌である『Ｉ　Ｂｅｌｉｅｖｅ』ドラマ『チェオクの剣』に挿入された『哀心歌』、そして困難な生活を送る人々のために作ったという６集収録曲『うなだれるお前に』などを歌い、大きな拍手を浴びた。

小児がん患者を助けるためのシン・スンフンの善行はすでに国内でも広く知られている。２００２年寄付金を贈って小児がん患者４人の手術の援助をしたほか、昨年、シン・スンフンのファンクラブもその意を受け継いで小児がん患者を助けるためのチャリティ募金運動を広げている。

シン・スンフンは「日本で意味深いステージに立てて胸がいっぱいだった」とし「私の歌が闘病中の子供と患者の家族に役に立てるということがうれしかった。韓国でも来年初め、小児がん患者を助けるためのチャリティ公演を行う」と明らかにした。

１１日に帰国するシン・スンフンは２２日、ソウルオリンピック公園体操競技場で行われる『Ｓｕｍｍｅｒ　Ｂｉｇ　４＋１』コンサートに参加し、ＳＧワナビー、ヤンパらと合同コンサートを行う。また８月１１日、日本の東京ドームで行われる「宮廷女官チャングムの誓いフェスティバル」で歌う。