韓国のコンテンツ市場規模「世界７位」　ウェブ漫画人気などで

【ソウル聯合ニュース】韓国コンテンツ振興院が５日に発表した報告書によると、韓国のコンテンツ市場の規模（２０１５年）は前年比６．１％増の５２０億ドル（現在のレートで約５兆８６００億円）で世界７位だった。

韓国コンテンツ市場の規模は２０１３年に８位だったが、１４年にカナダと並び７位に上昇。今回単独７位となった。

　韓国の成長率は世界全体（５．５％）を上回った。主要１０カ国では中国の成長率が１１．４％で最も高く、韓国に次いで米国（５．１％）、フランス（４．４％）、英国（４．３％）の順。米国、中国に次ぎ市場規模３位の日本の成長率は３．２％だった。

　韓国市場の成長は発達した情報通信技術（ＩＣＴ）インフラを背景にゲームや知識情報（ネットポータル）、各種デジタルコンテンツが急速に発展したため。韓国はスマートフォン普及率が昨年９０％を超えて世界トップになり、ネットの普及率と速度でも世界トップクラスを誇る。

　スマホの普及でモバイル向けアプリの設置率と平均使用時間も世界のトップクラスになっている。特にウェブ漫画、ウェブ小説、ＶＯＤ（ビデオ・オン・デマンド）のストリーミングサービスなどが急速に普及した。ウェブ漫画では「ミセン―未生―」が人気を呼び、ドラマにもなった。好評を博した同ドラマは昨年日本でリメーク版が放送された。

　韓国コンテンツ振興院は今後５年間の韓国コンテンツ市場の平均成長率を４．４％と予想する。これは世界平均と同水準の高い数値だ。