来年の韓国ドラマ時代劇と法廷ものに注目

年の韓国ドラマ界は時代劇が豊富な１年になると予想される。視聴者に緊張感を与える法廷ドラマも複数放送される予定だ。


◇上半期は時代劇が目白押し

来年上半期（１～６月）はＫＢＳ、ＭＢＣ、ＳＢＳの地上波３社が時代劇で競い合うことになりそうだ。

まずはＳＢＳが来月中に「師任堂（サイムダン）　色の日記」の放送をスタートさせる。同作は女優イ・ヨンエの１３年ぶりのドラマ復帰作としても関心を集めている。

当初は今年１０月から韓中で同時放送される予定だったが、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル（ＴＨＡＡＤ、サード）」の韓国配備の影響で、放送開始が来月に延期された。

同じくＳＢＳで放送される予定の「猟奇的な彼女」（原題、以下同じ）は、ヒロインのキャスティングをめぐり騒動があったが現在は撮影が順調に進められている。２００１年に韓国で公開され大ヒットとなった映画「猟奇的な彼女」のリメーク版だが、映画とは異なり朝鮮王朝時代を背景にした。俳優のチュウォンと女優のオ・ヨンソが主役を演じる。

ＭＢＣは時代劇３作品を準備している。５月から放送される予定の「君主－仮面の持ち主」は、朝鮮王朝時代を舞台に、全国の水を私物化し金と権力を手に入れた組織と闘う王子の物語を描く。俳優のユ・スンホ、女優のキム・ソヒョンが主演する。

「逆賊：民を盗んだ盗賊」は主人公のホン・ギルドンを通じ、今の時代に必要な指導者像を描く。これまで助演で活躍してきた俳優のユン・ギュンサンがホン・ギルドン役に抜擢された。放送開始日は決まっていない。

高麗時代を背景にした「王は愛する」では少女時代のユナとＺＥ：Ａ（ゼア）のシワンが共演する。シワンは高麗時代の王、ワンウォンを、ユナは金持ちの一人娘、ウンサンを演じる。ワンウォンとウンサンは悲運の王妃、ワンダンと共に三角関係を織りなしていく。

今月１９日からスタートしたＫＢＳ第２の「花郎」は来年２月まで放送される。


◇ 法廷ドラマや警察ドラマも

ＳＢＳでは法廷ドラマが次々と放送される予定だ。

来月２３日から「被告人」がスタートする。妻と娘を殺したという濡れ衣を着せられたまま死刑囚となった検事が無実の罪を晴らすまでの過程を描く。俳優のチソンが検事を演じる。

３月には女優イ・ボヨン主演の「耳打ち」が放送される予定だ。韓国最大の法律事務所を舞台に主人公が悪を暴く。

俳優のイ・ジョンソクとｍｉｓｓ　Ａ（ミスエー）のスジが主演する「あなたが眠っている間に」も検事が主人公として登場する。誰かに起きる不幸な事件や事故をあらかじめ夢で見る女と、その夢が現実になるのを防ごうと奮闘する検事の物語を描く。

ケーブルチャンネルのＯＣＮでは刑事ドラマ「ボイス」が来月１４日から放送される。俳優のチャン・ヒョクと女優のイ・ハナが主演する。

このほか、ケーブルチャンネルのｔｖＮではロマンスを描くドラマが２作品放送される。来月１６日スタートの「内気なボス」は、極度に内気な上司ウン・ファンギと誰とでもすぐに打ち解ける性格の新入社員チェ・ロウンがロマンスを繰り広げる。俳優のヨン・ウジンと女優のパク・ヘスが主演する。

来年２月３日から放送予定の「明日あなたと」は時間旅行者とその妻の愛の物語だ。俳優のイ・ジェフンと女優のシン・ミナが夫婦役で共演する。