牛肉戦争２カ月目…国政オールストップ（４）

●改革揺れて公企業民営化の主導権逃す

李明博（イ・ミョンバク）政府が意欲的に掲げていた各種の改革はスタートもする前に動揺している。

政府は公企業改革案を作ったが、「牛肉政局」に押されて「漸進的に進める」と一歩引いている。

これに自信を得た労組は本格的に陣容を整えて反対の声を高めている。「革新都市の整備」と「首都圏への規制緩和」などといった改革課題も進展がない。「法秩序と公権力の確立」は約２カ月にわたりデモが続くにつれ、はるかに遠い課題になってしまった。

漢城（ハンソン）大学の朴英凡（パク・ヨンボム）教授は「右往左往する姿を見せた結果、各種の改革課題の推進力を失っている」とし「これからでも原則通り進めるリーダーの決断力が必要とされる」と話している。