朴大統領の最側近２人　きょう検察が聴取＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領の親友、崔順実（チェ・スンシル）容疑者の国政介入疑惑を捜査している検察の特別捜査本部は１４日午前に、アン・ボングン前青瓦台（大統領府）国政広報秘書官と李在晩（イ・ジェマン）前青瓦台総務秘書官をそれぞれ参考人として呼び、聴取する予定だ。１５日か１６日に朴大統領を聴取する前に、この２人から供述を確保したい考えのようだ。

　両氏は公務上秘密漏えいの容疑で６日に逮捕されたチョン・ホソン前青瓦台付属秘書官と共に、朴大統領を国会議員時代から２０年近く補佐してきた。朴大統領の最側近３人組として青瓦台で強い権限を持っていた。

　検察はアン氏と李氏が青瓦台の機密文書が崔容疑者に渡されるのに関与したか、朴大統領と崔容疑者の間でメッセンジャーの役割を果たし崔容疑者の国政介入を手助けしたかなどを確認する方針だ。崔容疑者が保管、使用したものと結論付けられたタブレット端末のユーザーの電子メールは、これら朴大統領の最側近３人が共用していたアカウントだという話もある。

　 李氏は青瓦台文書のセキュリティーの責任者だった。検察は同氏がチョン氏による青瓦台文書の外部持ち出しを黙認またはほう助した可能性が高いとみている。アン氏は崔容疑者が青瓦台に自由に出入りできるよう便宜を図った疑いが持たれている。

　検察は両氏の聴取に先立ち、青瓦台文書の流出に関与した手掛かりをつかみ、それぞれの自宅を捜索している。

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