ロッテワールド無料入場イベントに６万人殺到…けが人続出

ソウルのロッテワールドで２６日、無料入場イベントに数万人の市民が殺到し、３０人余が負傷する事故が発生した。

◇６万人が殺到＝行事初日のこの日、ロッテワールドには早朝から大勢の人々が押し寄せ、午前７時ごろには６万人（警察推算）に膨らんだ。 このため係員が午前７時２０分ごろ、蚕室（チャムシル）駅からロッテワールドの地下チケット売り場まで列を作った人々に、その場に座るよう要求した。 しかし列の後方の人々がそのまま前に進んだことで、前方で座っていた人に覆いかぶさるなどして、数人がけがをした。

また開門した際にも来場客が先を争って入場、出入り口で転倒したり、窓ガラスが割れたりするなどの事故が続出した。 これを受け、計３５人のけが人が発生し、付近の病院で治療を受けた。

ロッテワールドはこの日午前、対策会議を開き、「予想以上の人波で負傷者が続出するなど問題点が多いと判断し、無料入場イベントを２７日からキャンセルすることにした」と明らかにした。

◇なぜ無理なイベント？＝今回の行事は、ロッテワールドの乗り物から転落して死亡した事故（今月６日）に対する謝罪の意味で企画された。 当時ロッテワールドは事故を１１９に申告せず、事故を隠ぺいしようとした、という疑惑が提起されていた。