李相得氏があす訪日、部品・素材産業協力を協議

【ソウル１６日聯合】李明博（イ・ミョンバク）大統領の実兄、李相得（イ・サンドゥク）前国会副議長が１７日に日本を訪問する。
　李前副議長側関係者は１６日、対日依存度が高く慢性的な対日貿易赤字を記録している部品・素材産業の国内誘致に向け、李前副議長が予定通り１７日に出発すると明らかにした。日本に４～５日間滞在し、日韓議員連盟会長を務める森喜朗元首相をはじめ政界関係者、日本の部品・素材産業関係者、在日同胞企業家らと会い、経済協力策を話し合う予定だ。李前副議長は１月にも就任前の李大統領の特別特使として訪日し、日本の政財界関係者らとこうした問題について協議している。

　李前副議長の訪日は、ハンナラ党の鄭斗彦（チョン・ドゥオン）議員の権力私有化発言に続き一線退陣論が論じられている状況を避けるためとの見方が強く、滞在期間が多少長引く可能性もある。今週末または来週初めと予想されている人的刷新案発表時に李前副議長が国内にいれば「人事介入説」が再浮上しかねないためだ。

　しかし李前副議長側は、今回の訪日は前回の協議を発展させるためのものと話し、出国に大きな意味を持たせていない。李前副議長も、部品・素材産業の協力について日本側関係者と話し合うためのもので、数日滞在した後、帰国する予定だと説明している。