イ・ビョンホン、仏米合作映画に出演

　パク・チュンフン、チョン・ジヒョン、チョン・ジフンに続きイ・ビョンホンもハリウッド映画に出演することになった。

『シクロ』『青いパパイヤの香り』で有名なベトナム系フランス人監督トラン・アン・ユン（Ｔｒａｎ　Ａｎｈ　Ｈｕｎｇ）氏の新作『私は雨とともに行く（Ｉ　ｃｏｍｅ　ｗｉｔｈ　ｔｈｅ　ｒａｉｎ）』がその舞台だ。

香港暗黒街のボス役を演じるイ・ビョンホンは、助演だがすべてのせりふを英語で行う。イ・ビョンホンの世界舞台初進出作であり、キム・ジウン監督の『良い奴、悪い奴、変な奴』の撮影が終わり次第、合流する予定だ。『私は雨とともに行く』という連続殺人犯を射殺した後、後遺症を経験する前職ＬＡ警察クラインが中国の富豪に雇用され、彼の失踪した息子を捜してアジアに渡ったときに起こった事件を扱ったスリラーだ。この映画は米国とフランスの合作映画だ。イ・ビョンホンが演じる暗黒街の親分スドゥンポは大規模麻薬組職を運営する人物。スドゥンポは主人公クラインとクラインの長年の友達であると同時に香港警察であるモンツとともに映画を引っ張っていく主要キャストだ。主人公のクライン役は『パールハーバー』に出演したハートネットが演じる。スドゥンポの妻には『シクロ』『青いパパイヤの香り』に出演したベトナム系フランス人俳優トラン・ヌー・イェン・ケーがキャスティングされた。製作陣は７月にクランクインし、米国ロサンゼルスとフィリピン、香港などを回って１０週間、ロケを行う。全制作費は１８００万ユーロで、ブロックバスターよりは技術映画に近いということだ。

２００８年、全世界で公開される予定。

中央エンターテイメント＆スポーツ（ＪＥＳ）