<韓国・イラン半世紀>新たな韓流市場拡大のチャンス

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【ソウル聯合ニュース】核問題に伴うイランへの経済制裁が解除されたことで、同国がイスラム文化圏における韓流成長の足がかりになるとの期待が広がっている。

2000年代後半に同国で放送された韓国歴史ドラマの「宮廷女官チャングムの誓い」と「朱蒙(チュモン)」はそれぞれ最高90%、85%の視聴率をたたき出し、現地で韓国企業や韓国ブランドの価値を高めるのにも大きく貢献した。


◇家族中心主義の価値観重視を

 イランでは韓国の時代劇や家族ドラマが人気だ。イランは家族中心のライフスタイルのため、同国で韓国ドラマをヒットさせるには家族皆がテレビの前に座って一緒に視聴できる内容でなければならない。

韓国コンテンツ振興院の関係者は「イラン社会は残業や会食の文化がない。コンテンツを楽しむプラットフォームはテレビとインターネットのみ。家族全員でテレビを見ながら余暇を過ごすことが多いため、刺激的な内容や男女の恋愛をテーマにしたドラマは人気がない」と説明した。

 今月初めにイランで開かれた韓流ドラマの上映会では「六龍が飛ぶ」(原題)や「獄中花」(同)、「蒋英実(チャン・ヨンシル)」(同)の時代劇3作がペルシャ語の字幕付きで上映され、盛況を博した。

 ただ、時代劇でも恋愛ものや飲酒、露出、入浴、ブタ肉を食べるシーンなどは事前に削除される。 


◇中東で韓流の裾野を広げるチャンス

 これまではイランに韓流を広めることに注力してきたが、制裁解除を機にイスラム文化圏を韓流の一つの市場として積極的に開拓していくチャンスが到来したとも言えそうだ。

韓国KBSは2007年の時代劇「海神」を皮切りに、複数のドラマやドキュメンタリーをイランに輸出してきた。KBSはイスラム圏が新たな市場になることを見据え、同社の国際放送、KBSワールドのイラン進出を希望している。

 ゲームやアニメーション分野でも韓流パワーが発揮されると予想されている。

 韓国コンテンツ振興院の関係者は「イラン政府は意外にもゲームを将来の成長産業として育成している」と説明。戦闘ものやロール・プレイング・ゲーム(RPG)が人気で韓国ゲームの競争力は高いとしたほか、幼児向けや教育アニメも協業の余地があると分析した。


◇K―POP、新興市場の潜在力に注目

 中東の韓流ブームはドラマがけん引するものの、K―POPがその裾野を広げていると言える。

アラブ首長国連邦(UAE)やエジプトで開催されたK―POPカバーダンスコンテストは、現地の若者たちから大きな反響を得た。動画投稿サイト「ユーチューブ」やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などでK―POPが人気になり、ファンによる同好会などがつくられたためだ。

 3月にUAEのアブダビで開催された韓国総合コンテンツ大手CJ E&M主催の韓流イベント「KCON」には8000人以上が詰め掛けた。イランでも、制裁解除に伴いK―POPファンのためのイベントが開かれる可能性が高まっている。

 ただ、韓国歌謡業界はイランでK―POPが急速に広まることは期待していない。大手芸能プロダクションSMエンタテインメントの関係者は「公演に先立ち現地のインフラなどを事前に調査する必要があり、市場を把握するのが先だ」と指摘している。
COPYRIGHTⓒ YONHAP NEWS  2016年05月10日 16:30
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