世界を覆う現代・起亜車…54年間で１億台販売

現代（ヒョンデ）・起亜車が今月中にグローバル累積販売１億台を突破すると予想されている。現代・起亜車は１１日「起亜車が三輪トラック車（Ｋ－３６０）を生産し始めた１９６２年から今年３月まで世界の自動車市場で現代車６４０２万台、起亜車３５６８万台など計９９７０万台を販売したと集計された」として「今月中に累積販売１億台を突破することになるだろう」と明らかにした。現代車は１９６８年からフォードのコーティナを組み立て生産して販売した。国産オリジナルモデルのポニーは１９７６年に初めて発売された。

現代・起亜車が累積販売１０００万台を突破したのは１９９３年のことだ。その後は毎年、年間販売記録を更新して成長の勢いを継続した。２００８年に５０００万台、昨年１月には９０００万台の累積販売目標を達成した。車種別ではアバンテ（エラントラ含む）が１１１９万台の販売高を記録して現代車グループ内で「ベストセラーカー」の地位を確実にした。さらにアクセント（８２４万台）、ソナタ（７８３万台）などが後に続いた。起亜車ではプライド（４２２万台）、スポーテージ（４０３万台）などの販売台数が多かった。

現代・起亜車の１億台販売は、輸出を中心にした海外販売（輸出および海外工場販売）が主導した。先月までに国内販売は２９８２万台、海外販売は６９８８万台で、海外で７０％以上が販売された。

韓国企業の海外進出にも肯定的な影響を与えた。現代・起亜車が海外に初めて進出した１９９７年には海外進出協力会社（１・２次協力会社基準）が３４社にとどまったが、昨年は６０８社に達した。現代・起亜車側は「内需市場の規模が年１８３万台で世界１０位圏という点を考慮すれば、累積１億台の販売は途方もない数」としながら「現代車グループの成長は韓国の経済成長と軸を共にする」と強調した。韓国自動車産業協会によれば国内の自動車産業に直・間接的に関係する従事員数は１８３万人で、国内総雇用人数（２５０７万人）の７．３％規模だ。