サムスンとLGのハイエンドスマホ　新製品が好調＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国でサムスン電子の最新スマートフォン「ギャラクシーＳ７」シリーズとＬＧ電子の「Ｇ５」の売れ行きがそろって好調だ。冷え込みが続いていたハイエンドスマホ市場が久々に活況を呈している。

　移動通信業界によると、サムスン電子のギャラクシーＳ７と「ギャラクシーＳ７エッジ」の累計販売台数はこのほど４０万台を超えた。１日平均１万５０００台程度売れた計算になる。

　ＬＧ電子のＧ５も１日平均１万台近くが売れている。発売から１週間しかたっておらず判断するにはまだ早いという意見もあるが、発売初期の販売台数で比較すると前モデルの２～３倍で、ひとまず成功と評価される。

　いずれも製品そのものの競争力の高さが注目を集める。ギャラクシーＳ７シリーズはデザインをさらに洗練させ、消費者の要望が多い機能を充実させた。Ｇ５は前モデルの失敗で窮地に追い込まれたＬＧ電子がスマホの概念から見直した製品だ。

　ハイエンドスマホ市場は２０１４年１０月に携帯電話購入の補助金を規制する法律が施行されてから急速に冷え込んだ。１日当たり１万台以上販売すれば好調とされる。この間、１万台以上売り上げた製品は「ギャラクシーＳ６」シリーズと米アップルの「ｉＰｈｏｎｅ６」シリーズだけだ。

　一方で、デザインと性能が向上した普及型モデルが徐々にシェアを拡大してきた。

　そうした中でギャラクシーＳ７とＧ５は「ハイエンドモデルの存在理由を示した」と、業界関係者は評価する。

　スマホ市場は今後、二極化がさらに進むとの見通しもある。ハイエンドモデルが値下がりし普及型モデルとの価格差が狭まっており、価格を重視する消費者は３０万～４０万ウォン（約２万８５００～３万８０００円）台の低価格モデルに移行する傾向が見られるためだ。

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