<ゴルフ>リオ五輪金メダリストに「メジャーチケット」

男子４大メジャー大会を主催する米国ゴルフ協会（ＵＳＧＡ）、英国王立ゴルフ協会（Ｒ＆Ａ）、米国プロゴルフ協会（ＰＧＡ）、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは、８月のリオデジャネイロオリンピック（五輪）ゴルフの金メダリストに２０１７年大会の出場権の与えることで合意した。オーガスタのビリー・ペイン議長はマスターズ開幕を控えた５日、「五輪は世界的にゴルフへの関心を高めると信じている」と述べ、このように発表した。米国女子プロゴルフ協会（ＬＰＧＡ）ツアーも参加する。五輪の優勝者に「今年のエビアン選手権から来年の全英女子オープンまでメジャー５大会への出場権を与える」と明らかにした。

メジャー大会を主催する団体は五輪が４年に１回開催される点を勘案し、金メダリストに１年間でなく４年間の出場権を与えることも検討している。ＰＧＡツアーは五輪金メダリストに第５のメジャーと呼ばれるプレーヤーズ選手権への出場権を与えることも議論中だ。

一方、五輪に先立ち７月に開催される世界女子ゴルフ国家対抗戦２０１６ＵＬインターナショナルクラウンに出場する８カ国が５日に確定した。各国選手の世界ランキングを合算した点数を基準に韓国・米国・日本・台湾・タイ・イングランド・中国・豪州が国の名誉をかけてショット対決を繰り広げることになった。世界ランキング１位のリディア・コは他のニュージーランド選手のランキングが低いため出場できない。韓国は朴仁妃（パク・インビ、２８、ＫＢ金融グループ、２位）、キム・セヨン（２３、未来アセット、５位）、チャン・ハナ（２４、ＢＣカード、６位）、田仁智（チョン・インジ、２２、ハイト真露、８位）のランキングを合わせた点数が２１点で、米国（３９点）に１８点差の断然トップだ。

インターナショナルクラウン出場国は確定したが、各国のシードと出場選手はまだ未定だ。朴仁妃、キム・セヨン、チャン・ハナ、田仁智など上位ランカーの活躍のおかげで韓国のインターナショナルクラウン出場が確定したが、この４人がそのまま大会に出場するというわけではない。６月１３日の世界ランキングを基準に出場選手が決定する。

参加選手をあらかじめ決めない理由は２０１４年の最初の大会で生じた問題のためだ。当時、参加選手を早くから決めたが、一部の選手のコンディションが悪化し、大会では最高の競技力を見せることができなかった。米国は当時、素晴らしい活躍を見せたミシェル・ウィ（２７）が外れ、興行でもマイナスとなった。シードは参加選手のランキングで決まる。現在、韓国選手のランキングがあまりにも高いため、異変がない限り韓国が１番シードを受ける。

８月のリオデジャネイロ五輪に出場する選手は７月１１日のランキングで決定する。インターナショナルクラウンに参加する選手のほとんどが五輪にも出場すると予想される。ＬＰＧＡツアーが主催するＵＬインターナショナルクラウンは７月２１日に米シカゴ近隣のメリットクラブで開かれる。２０１８年大会は韓国で開催される予定だ。