後輩暴行の五輪重量挙げ金メダリスト、警察で容疑認める

２００８年北京オリンピック（五輪）男子重量挙げの金メダリスト、サ・ジェヒョク（３１）が後輩に暴行を加えた容疑で警察の調査を受けた。

江原道春川（チュンチョン）警察署は３日午後７時ごろ、サ・ジェヒョクを呼んで２時間ほど調査をしたと４日、明らかにした。警察の調査でサ・ジェヒョクは「選手村であったことを思い出して偶発的にした。ファン・ウマン（２１）と彼の家族に申し訳ない」と述べたという。また、暴行に関する容疑はすべて認めた。

警察は酒の席に一緒にいたＡ（２６）ら３人をこの日午後に警察署に呼ぶなど参考人調査も終えた。しかしこの過程で供述が一致しない部分があり、追加で調査をする予定だ。サ・ジェヒョクに対する拘束令状を申請するかどうかは、４日に手術を受けるファンさんの回復と追加調査の後に決める方針だ。

サ・ジェヒョクは先月３１日午後１１時ごろ、春川市槿花洞（クンファドン）の店で後輩と一緒に酒を飲んでいるところ、同席したファンさんの顔と体に数回の暴行を加え、全治６週間のけがを負わせた。当時、ファンさんは一緒に練習をしてきたＡの連絡を受けて現場に行ったことが分かった。ファンさんは店にサ・ジェヒョクがいたことを知らなかったという。ファンさんを呼んだＡは警察で２人を和解させるためにファンさんを店に呼んだと話した。

サ・ジェヒョクは１日と２日、ファンさんが入院した病院に行って謝罪した。しかし現在、ファンさんと家族はサ・ジェヒョクとの合意を拒否している。