中国・杭州緑城の洪明甫新監督　新天地へ出発

【仁川聯合ニュース】サッカーの中国スーパーリーグ、杭州緑城の監督に就任した前韓国代表監督の洪明甫（ホン・ミョンボ）氏が３日、仁川国際空港から中国に向けて出発した。プロクラブの監督を初めて経験する洪氏は「大変だと思うが、大きな舞台での経験を基に乗り越えたい」と決意を述べた。

　契約期間は１６年１月から１７年末までの２年間。杭州で選手と合流し、１０日からタイでの合宿に臨む。現役時代、韓国代表の主将を務め、アジア最高のリベロと呼ばれた洪氏は「まだ選手のことはよく知らないが、私の経験と（選手）生活を踏まえて疎通を図り、よい結果を出せるよう努力する」と述べた。元韓国代表ＤＦ呉範錫（オ・ボムソク）を招へいするなど、若い選手が多いチームを変革し、強化するつもりだ。

　Ｕ―２３（２３歳以下）代表を率いたロンドン五輪で韓国初の銅メダルをもたらすなどの高い指導力を示した洪氏は、選手に「素晴らしいプレーヤーというだけでなく、素晴らしい人間になって、ピッチの外でもプロ意識を持ってもらいたい」と期待する。