＜野球＞メジャー球団、李大浩に年俸200万－250万ドル提示

金額の差があまりにも大きい。差がどこまで狭まるかによって来年プレーするリーグの名前が変わる。メジャーリーグ進出を打診中の李大浩（イ・デホ、３３）の現状況だ。

李大浩は７日（以下、日本時間）から１１日まで米テネシー州ナッシュビルで開かれたウィンターミーティングに参加した。１３日に仁川空港に到着した李大浩は「４球団のＧＭと会った。連絡が来たチームはもっとあると聞いている」と話した。しかし契約時期について「１月までいく可能性がある。余裕を持って待ちたい」と語った。

李大浩は韓国と日本のプロ野球でトップ級の打者であることを立証した。メジャーリーグも関心を向ける実力だ。李大浩と接触した球団にはナショナルリーグ所属チームもある。李大浩が「アメリカンリーグの指名打者」以上の評価を受けているという傍証だ。

問題は条件だ。関係者によると、「李大浩と接触した球団は年俸２００万－２５０万ドルを提案した」という。一方、李大浩のエージェントのＭＶＰスポーツグループは５００万ドルを希望した。２倍以上の差がある。契約期間にも差があった。この関係者は「李大浩側はオプションを含む３年契約を望んでいる。しかし接触した球団は最大２年契約を提示した」と明らかにした。

金額と契約期間で見ると、李大浩側は日本プロ野球以上の条件を望んでいる。李大浩が今年ソフトバンク・ホークスで受けた年俸は４億円（推定額）。現在の為替レートでは３３１万ドルだ。さらに３年契約なら、メジャー主力級の待遇ということだ。

球団が提示した２年年俸２００万－２５０万ドルは李大浩との契約をまだ「冒険投資」と見なしているということだ。長期契約は球団、選手ともに負担となる。短期契約期間に選手が成功すれば、次のフリーエージェント（ＦＡ）契約ではるかによい条件を受けることができる。

この関係者は「ウィンターミーティング期間中の状況」とし「当時は２、３球団が李大浩側と接触した。その後、より良い条件が提示された可能性がある」と説明した。エージェンシー契約も李大浩でなくＭＶＰスポーツグループが先に接触して結ばれた。当時ＭＶＰ側はメジャーリーグ進出に自信を持って李大浩を説得した。

しかしウィンターミーティングの状況では李大浩とメジャー球団の差が大きい。交渉の過程で球団が提示額を上げる可能性は残っている。そして李大浩がメジャーリーグ進出で条件より「挑戦」を優先できるかどうかが契約の成立を左右するとみられる。