＜野球＞弁護士「呉昇桓、深く反省中、公人として謝罪」

海外で賭博をした容疑で検察の取り調べを受けた呉昇桓（オ・スンファン、３３）はいかなる形であれ処罰が避けられない見通しだ。呉昇桓の法律代理人パク・チャンハン弁護士は「呉昇桓は深く反省している。公人として物議をかもして申し訳ないと話している」と伝えた。

呉昇桓はマカオのカジノで不法賭博をした容疑で９日、ソウル中央地検に被疑者として非公開召喚され、取り調べを受けた。呉昇桓側は「昨年プロ野球シーズンが終わった１１月末ごろマカオに行き、バカラの賭博をしたのは事実」と述べた。しかし「賭博をするためにマカオに行ったのではない。単に観光で行き、カジノに寄った」と釈明した。呉昇桓は当時、親しい事業家Ａの誘いで林昌勇（イム・チャンヨン）とマカオ観光に行ったと説明した。

呉昇桓は海外遠征賭博でイメージへの打撃とともに処罰を避けるのが難しいとみられる。賭博容疑が報道された後、呉昇桓に対するファンの失望が相次いだ。

パク・チャンハン弁護士は「呉昇桓選手は深く反省している。『公人として適切でない行動で国民に心配をかけて申し訳ない』として反省している」と伝えた。続いて「呉昇桓選手は米国進出も急がれるが、これ（検察の調査）がもっと重要だと考えて検察に出頭した。検察の処分を最大限に尊重して従うという立場」と話した。現在、呉昇桓はソウルにいるという。パク・チャンハン弁護士は検察の追加召喚および結論について「全く分からない。全面的に検察が判断する問題」と話した。

呉昇桓は億ウォン台の賭博はしておらず、暴力団との関係を否認した。呉昇桓は「正確に覚えていないが、賭博金額は１０００万ウォン（約１００万円）未満」と主張した。呉昇桓はマカオでＶＩＰカジノルームを運営する元暴力団員Ｌ（３９、拘束・起訴）とは全く知らない関係だったと主張した。

検察側は、「両選手（呉昇桓、林昌勇）が数億ウォンのカジノチップを受けたのは認めるが、そのチップをすべて賭博に使ったのではないと主張し、起訴する時に賭博金額をいくらにするか検討中」と話した。

これに先立ち林昌勇は１１月末の検察の取り調べで４０００万ウォン相当の賭博容疑を認めた。検察は呉昇桓がマカオに行ったのは賭博目的でない可能性があり、深く反省している点などを考慮し、処罰の程度を検討している。呉昇桓側は「賭博は計画的にしたのでなく現地で偶発的に行った」と主張した。在宅起訴より量刑が低い略式起訴の可能性も提起されている。