＜野球＞李承ヨプ、サムスンと２年総額36億ウォンでサイン

プロ野球サムスンの李承ヨプ（イ・スンヨプ、３９）がサムスンに残留する。

サムスンはＦＡ所属球団交渉最終日の２８日、「李承ヨプと契約期間２年、総額３６億ウォン（約３億８１８４万円）でサインした」と発表した。契約金１６億ウォン、年俸１０億ウォンの条件だ。李承ヨプはこれまで「２０１７年ごろまでの現役生活を目標にしている」と話していただけに、サムスンのユニフォームを着て現役生活を締めくくるものとみられる。

李承ヨプはチーム内での存在感も大きい。１９９５年サムスンに入団してチームを代表するスターに成長した。ベテランとして率先垂範し後輩の模範になったりした。

青いユニフォームを着て成長しただけにサムスンに対する愛着は大きい。李承ヨプは日本を舞台に活躍した２００４年から２０１１年までの８年を除くと１３シーズンをサムスンで過ごした。

李承ヨプは中心でチームの攻撃力を引っ張った。李承ヨプは今シーズン、打率０．３３２、２６本塁打、９０打点を記録した。シーズン終盤に負傷で抜けたにもかかわらず、不惑の選手とは信じ難いほどの記録を誇った。打順６番で解決士として活躍した。

李承ヨプは多額の寄付を決めた。将来の野球選手育成に向け契約金の中から３億ウォンを出し、仮称「李承ヨプ財団」を作ることにした。本格的な財団活動は引退後に行われる予定で、２０１６年からこれに向けた準備に入る計画だ。

李承ヨプはＦＡ契約を終えた後、「サムスンは私の心の安息所のようなチームだ。日本リーグで活躍していた時も『選手としての最後はサムスンで』という気持ちに変わりはなかった。約束を守ることになりとてもうれしい」と話した。また、李承ヨプは「３６という数字は私に象徴的な意味があり、背番号と同じ金額でＦＡ契約を終えることになり本当に光栄だ。球団に心から感謝したい。今後２年間後悔することなく全力を発揮してチームに役立ちたい」と述べた。