ソウル、Ｋ－ＰＯＰ・韓流文化拠点都市に育成

国内創業生態系の核心であるソウルにも創造経済革新センターが開設された。昨年９月に大邱（テグ）に初めてオープンして以来、全国で１６番目だ。未来創造科学部・ソウル市・ＣＪグループは１７日、光化門（クァンファムン）ＫＴビルの旧ドリームエンターにソウル創造経済革新センターを開設した。

未来部は「ソウルは創業関連の民間機関や資金・人材などが豊富であるだけに、他の地域とは違い、従来の力を最大限に活用するネットワークと協業が必要だ」とし「新しいセンターを作る代わりに、従来の創業教育・支援機関のドリームエンターを求心点として活用することにした」と明らかにした。

ソウルには３８の大学創業保育センター、国内ベンチャーキャピタル（ＶＣ）の９２％、全国ベンチャー企業の２２％が集まっている。

ＣＪグループはＫ－ＰＯＰをはじめとする韓流文化コンテンツと食文化事業力を創業企業に支援する。北米・アジア対象の韓流文化コンベンションであるＭＡＭＡ（Ｍｎｅｔ　Ａｓｉａｎ　Ｍｕｓｉｃ　Ａｗａｒｄｓ）、Ｋ－ＣＯＮを通じてベンチャー・中小企業製品の海外進出コンサルティング、商品展示、マーケティング・流通、輸出契約相談など海外進出をサポートする。今年１２月に香港で開催されるＭＡＭＡ行事を通じて、ソウル創造経済革新センターで発掘した優秀スタートアップの中小企業コンベンション参加を支援する計画だ。飲食品配達アプリ、おいしい店の紹介・飲食店予約アプリなどフードテックスタートアップの発掘と育成も後押しする。ソウル市が確保している外食文化公共データを活用し、フードテック創業企業育成プログラム「キッチンインキュベーター」も運営される。

ソウル市とＣＪは共同でソウルデザイン財団などと提携し、ファッション関連スタートアップを育成し、ソウルファッションウィークを通じて新進デザイナーを支援する計画だ。