サムスングループの李健熙会長、特別検事に出頭

【ソウル４日聯合】サムスングループの李健熙（イ・ゴンヒ）会長が４日午後２時、グループの不正資金疑惑などに関する調べを受けるため特別検事事務所に出頭した。一連の疑惑の捜査を担当する特別検事チームは、エバーランド転換社債の低価格発行問題など４件の告訴・告発事件を中心とする経営権継承関連疑惑、不正資金蓄財疑惑、政官界・法曹界へのロビー疑惑について、李会長を被疑者として取り調べる。
　事務所前に姿を現した李会長は、転換社債の発行を指示したかとの質問に対し「そうした記憶はない」と答えたほか、不正資金蓄財の指示についても否定した。経営権継承過程の報告を受けたかとの質問にも「受けていない」と短く答えた。

　また、グローバル企業であるサムスングループが、さまざまな違法行為を犯した犯罪集団と映ることについてどう考えるかと問われると、「犯罪集団だと考えたこともなく、そうしたことを伝える方に問題があるのではないか」と語気を強めた。続けて、「お騒がせして大変申し訳ない。真実であろうとそうでなかろうと、こうしたことはあってはならないと思う」と述べた。