韓日ロッテ経営、辛東彬氏のワントップが確定

ロッテグループの経営継承が辛東彬（シン・ドンビン）会長（６０）で完了した。＜中央日報７月２日付『ロッテ「ワントップ」…韓国も日本も辛東彬会長』記事＞

ロッテは、辛会長が日本ロッテホールディングスの定期理事会で代表理事に選任されたと１６日、発表した。日本ロッテホールディングスは日本ロッテの持ち株会社で、今回の代表選任は、事実上、ロッテグループの経営権継承が辛東彬体制で固まったことを意味する。今年１月、辛会長の兄でありこれまで日本ロッテを総括してきた辛東主（シン・ドンジュ）前副会長（６１）が主要な職責から解任されてから約６カ月ぶりのことだ。

辛会長は同日、韓国主要系列会社の社長団会議を緊急招集して「理事会の決定を謙虚かつ厳粛に受け入れる」と継承を公式化した。引き続き「辛格浩（シン・ギョクホ）総括会長の意を受け、韓国と日本におけるすべてのロッテ事業の責任を負うという姿勢で最善を尽くす」と明らかにした。これで１９６７年設立以来、韓国と日本に分離して事業を進めてきたロッテは「Ｏｎｅ　Ｌｏｔｔｅ」体制で経営がなされていく見通しだ。２０１３年基準で、韓国ロッテは７４社の系列会社で８３兆ウォン（約９兆円）台の売上を記録している半面、日本ロッテは３７社の系列会社で売上も５兆７０００億ウォンに過ぎない。