国際海事機関トップ選出の林基澤氏「韓国との懸け橋に」

【ロンドン聯合ニュース】韓国人で初めて国際海事機関（ＩＭＯ、本部ロンドン）の事務局長に就く林基澤（イム・ギテク）釜山港湾公社社長が、ＩＭＯと韓国の懸け橋の役割を果たすと抱負を語った。

　ＩＭＯは海上の安全や船舶の国際ルールづくりを担う国連の専門機関だ。３０日の理事会で実施された事務局長選挙で、林氏はほかの５候補を退け事務局長に選出された。任期は来年１月から４年。

　林氏はこの日、記者団に対し、「国連機関の責任者として、まず全世界の海洋産業の健全な発展と規範制定に向け役割を果たす」と話した。さらに、「その延長線上で海洋分野における韓国の役割を増大させ、経済的、国際的に韓国のステータスを高められるようにする」と意気込みを示した。ＩＭＯの政策における枠組みの中で韓国政府が世界と足並みをそろえられるよう、橋渡し役を務める考えだ。

　韓国の海洋・造船産業の競争力を強化する上でも、国際機関のトップとして一助になりたいと強調した。