<インタビュー>中年女優キム・ヘスク ‘母親’という名の下に…2

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−−50代の母親の恋を演じなくてはならない『慶祝!私たちの愛』は難しいチャレンジだったと思いますが。

「精神的、肉体的に難しかったです。シナリオを初めていただいたのが3年前。ですからコ・ドゥシムさんの『家族の誕生』が公開される前のことです。内容はショッキングでしたが、これまでにない新鮮な感じもしました。見方によってはとんでもない話、道徳から外れる話だったかもしれません。ですが、慎重な姿勢を維持しつつ常に新しいことに挑戦したいと思うのが役者じゃないでしょうか。ぜひ挑戦したいという思いが湧いてきました。中堅俳優として私なりの義務感もありましたしね」

−−その義務感となんですか。

「スポットライトの多くは若い俳優に当たります。中堅の俳優が全面的に表に立つ作品はそれほどありません。だから与えられた役から逃げずに挑戦して、枠にはまりきった演技だけではなく新しいキャラクターを演じようと思ったんです。中堅俳優だからこそできる役割を見せなくちゃいけないと思うんです」

−−精神的に厳しかったことは。

「若い人たちのラブストーリーは美しく見えますが、中年の場合は醜く映るかもしれません。醜いと思わせず、観客から肯定的にとらえてもらえるように演じたいと思っていました。これまでの私のイメージをかける覚悟でね。自分があの状況ならどうしていたか。オ・ボンスンは苦しい生活の中で、女であることを忘れて懸命に生きてきました。そんなボンスンにとって、この恋は初恋のときめきと同じようなもの。人生最初で、そしておそらく最後の恋。その恋を何とか実らせてあげたいと思いました。(相手役のキム・ヨンミンは)演技がうまいだけではなく、人柄もよい役者です。おかげで気楽にたくさん話ができました。映画には出てきませんが、撮影後に2人で泣いてしまった場面があります。それだけキャラクターに入り込んでいました」

−−『無防備都市』でのスリ前科犯の母親役もずいぶん印象的でした。

「ドラマ『ムンヒ』と同じ時期で、とてもハードなスケジュールの中、撮った映画です。私は本当に仕事が好きなんでしょうね。辛いとは思いませんでした。でも体力的には辛かったですね。スリなので、走ったり殴られたりしなければならないし、殴られたところがあまりにも痛くて撮影現場で泣いたこともありました。私は運動が一番苦手なんです。刑事に捕まって転ぶ演技をするために特別トレーニングを受けたんですが、一日でその後1週間は体調不良になってしまいました」

−−刃物でかばんを切る演技でケガをしたと聞きましたが。

「手首のこれですか? 傷あとが残るから薬を塗るようにと言われるんですが、私は大切にとっておきたいと思っています。愛情を込めて、誠意を尽くした映画でしたから。辛い時にこれを見ると力が湧いてくるんです。私にとっては勲章のようなものですね」
COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2008年04月01日 17:34
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