仁川空港、イスタンブールの新空港にノウハウ輸出

韓国が世界最大規模の空港を建設中のトルコに空港運営ノウハウを輸出する。仁川（インチョン）国際空港公社はトルコのイスタンブールの新空港建設・運営企業であるＩＧＡと、６１９万ユーロ（約７３億ウォン）のコンサルティング契約を結んだと１８日明らかにした。２０２０年までに空港運営戦略・教育計画の樹立、組織構成、空港運営、開港後の商業施設開発などを支援する条件だ。

この空港は黒海に面したイスタンブールの北部にできる。２０１７年の第１段階の開港旅客処理の目標が年間９０００万人で、世界最大の空港であるアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）のドバイ空港の旅客処理人数（昨年６９９５万人）よりも多い。２０３５年の最終的な第４段階の拡張工事が終われば可能旅客処理規模は１億８０００万人に増える。

仁川空港は３月この空港の運営コンサルティング国際入札に参加した。デンマークのコペンハーゲン空港とコンソーシアムを構成するためだ。先月、優先交渉対象者に選ばれてこの日の最終契約に成功した。総コンサルティング費用（１０８０万ユーロ、約１２９億ウォン）の５７％が仁川空港の持分となる。

パク・ワンス仁川空港社長は「アジアと欧州をつなぐイスタンブールは国際ハブに成長する潜在力を持っている。今回の契約を海外事業拡張の転機にしたい」と話した。仁川空港は２００７年にイラクのアルビルの新空港コンサルティングを皮切りに海外事業に参入した。これまで１０カ国２０事業で計７１８２万ドル（約７９５億ウォン）を稼いだ。