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料理を作るロボットシェフ、2年後には嫁入り道具?=韓国

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「一杯入れましょうか」。「マティーニ。ウオッカではなくジンで。ベルモットは入れずに10秒間混ぜて」。映画『キングスマン』でタロン・エジャートンが防弾スーツを着て敵陣に深々と入る。一戦を控えた彼に近づいたウェイター。エジャートンはかなり細かくマティーニを注文する。マティーニはジンにベルモットというヨモギの香りがする混合酒を入れて作るが、ベルモットなしに「強く」作ってほしいと要求したのだ。

「キングスマン・マティーニ」という名前がついたこのカクテルを、今では家庭で楽しむことができる。専門バーテンダーの役割をする「スマートカクテル製造機」おかげだ。ソマバー(Somabar)が作ったこのカクテル製造機は429ドル、韓国ウォンで約47万ウォンだ。スマートフォンで望みのカクテルを選択すれば、正確な割合でカクテルを作ってくれる。キングスマン・マティーニだけでなく、ウオッカを入れたジェームズ・ボンド・マティーニやマンハッタン、デス・イン・ジ・アフタヌーンなど、さまざまなカクテルを作ることができる。

厨房機器が変わっている。カクテルだけでなく専門家レベルの料理を家庭で作るロボットまで登場している。厨房機器の変身は基本的に技術の発展のためだ。しかし多様な厨房機器を登場させた最も大きな原動力は、変化した台所の地位だ。

LG経済研究院のチャン・ジェヒョン研究委員は「家庭の中心軸が居間から台所に移動している」と評価した。かつて母・妻の空間であり食事をするところだった台所が、最近はさまざまな活動の拠点の役割をしているということだ。このように台所の役割が多様化し、台所の機器も先端化・多様化しているということだ。

英ロイズ銀行の調査(2013年)でも家庭で最も多くの時間を過ごすところは台所(31%)だった。さまざまな活動を台所でするようになり、厨房で使われる「技術」も増えた。イケアによると、回答者の27%が台所で電子製品を使用すると答えた。音楽を聴く(20%)、コンピューターで業務をする(7%)、テレビを見る(5%)などの回答だ。調査に応じた52%の家庭が、食事中に電話を使用したり文字メッセージを送れるようにしていると答えた。

市場調査機関ネクストマーケット調査では、料理のためにスマートフォンやタブレットPCを見る(58%)と答えた回答者は半分以上だった。ネクストマーケットはいわゆる「スマートキッチン」市場が2020年までに101億ドル規模に成長すると予想した。

台所がこのように多様な機器を使う空間に変化し、企業はこの市場を狙って速やかに異色の製品を出している。通信と多様な感知センサーを搭載した厨房機器を「モノのインターネット(IoT)」に結びつけたものなどだ。伝統の家電企業はもちろん、家具会社やスタートアップまでもこの行列に加わっている。

最も目につくのは「ロボットシェフ」だ。英ロンドンのモーリーロボティクスは最近、中国で開催されたCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)で、世界初のロボットシェフを公開した。ロボティックキッチン(Robotic Kichen)と呼ばれるこのロボットシェフは、両腕で料理作りを試演した。野菜の準備のほか、刺し身を薄く切り、肉を焼き、杓子を握ってスープまで作るロボットシェフに取材陣の関心が集中した。自然な手の動きのためだった。モーリーロボティクスはこのロボットシェフの秘密を「モーションキャプチャー」で説明した。実際のシェフの手の動きを撮影し、これをそのままロボットが真似るようプログラムしたということだ。ロボットシェフは料理だけをするのではない。料理後には厨房を整理する。皿を片づけ、食器洗浄器に皿を入れて、流し台を整える。

スマートフォンで望みの調理法を選択し、退勤時間を決めれば、ロボットシェフが食事を準備してくれるが、短所もある。食器が決められた場所になければいけないため、多少の不便が伴う。モーリーロボティクスはこのロボットシェフを1万ポンド、約1700万ウォン(約190万円)で2017年から販売すると説明した。

昨年ソーシャルファンディングサイトで資金を集めた「スマーティーパンズ」もある。一般の鍋の形をしたこの製品の強みは、初歩者も負担なくできる料理にある。内部にセンサーを装着し、温度と湿度、重さを自動で把握し、スマートフォンで望みの料理を選択すれば、調理法はもちろん鍋に材料を入れるたびに必要な量を表示してくれる。どんな味付けをいつするのか知らせてくれるため、料理の失敗の可能性を減らせるアイデア製品だ。

スタートアップの「ドロップ」が出したスマート秤も簡単な料理をサポートしてくれる。パンを焼く時に最もよくする失敗が小麦粉をどれほど入れるか、塩と砂糖はどれほど入れるのかという点だが、このような初心者に適した製品だ。使用方法は簡単だ。まずタブレットで望みの料理を選択する。たとえばクロワッサンを焼きたければ、タブレットでクロワッサンを選択した後、言われる通りに材料を秤にのせればよい。

グーグルベンチャーズの投資を受けたオレンジシェフは、いくつかの厨房機器と連結した連動型秤「Prep Pad」(149ドル)を出した。温度を知らせる料理へら「サーモスパチュラ」もある。一般の料理へらと変わらないが、手に握る部分に温度を表示する小さなディスプレーが付いている。温度を感知するセンサーを内蔵し、マイナス20度から240度の高温まで測定できる。

家電企業ワールプールは米国で昨年開催された家電博覧会CESで「スマートクックトップ」のモックアップ(実物大模型)を展示した。調理台は調理法を探せるディスプレーの役割をし、熱を加えるクックトップを望みの位置に移して調理できるようにした。調理台は、音楽をかけたり、フェイスブックなどソーシャルネットワークサービス(SNS)を利用できる機器としても活用できる。音声でも調節が可能で、金属にのみ反応するため、調理中に手をやけどする心配もない。ワールプールはこうした「スマートクックトップ」を2020年に出すと明らかにした。

イタリアの高級家具会社Toncelliは「スマート・プリズマ・キッチン・アイルランド」製品を2012年に出した。食卓にディスプレーを搭載し、インターネット検索、音楽・動画を楽しめ、調理方法を探すことができる。

イケアはデザイン会社IDEOと提携し、新しい台所を紹介した。IDEOのホームページに公開された台所の姿は具体的だ。食卓で調理法を探し、調理台に「目」の役割をするカメラを付け、プロジェクターを設置し、料理の過程に合う助言を受けることができる。

台所用品ではなく家電製品の進化も目を引く。食べ物が服に付いた時に簡単に洗濯できるアイデア型製品だ。世界で最も小さい洗濯機と呼ばれる「コットン」は、中国ハイアールが日本企業を買収して作った製品だ。大きさは16.6センチ、直径4.6センチの円筒形。重さは200グラムにすぎない。しみができた部分に洗剤を塗り、コットンをその部分にあてればよい。1分あたり700回以上の高周波振動でしみをなくす。ソーシャルファンディングサイトを通じて資金を調達した「ドルピ」は小さな石けんの形だ。超音波を利用して洗濯し、旅行や出張をする時に便利に利用できる。
COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2015年06月02日 15:11
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