＜４．９総選挙＞スローガン戦争「経済、働き口から」「与党独走牽制を」

“経済再生（ハンナラ党）ｖｓ与党牽制論（統合民主党）”

１８代総選公式選挙運動期間、各種メディアに登場する与野党の広告概念だ。

過半数確保を狙うハンナラ党の広告は大統領選挙当時、李明博大統領の“経済再生”広報戦略をそのまま受け継いだ。スローガンは「経済から、働き口から」「実践の力、ハンナラ党」などだ。２７日夜、初めて放送されたＣＭには「庶民にはサバが経済だ」という文言が入った。物価と庶民生活を安定させるために与党であるハンナラ党にもう一度力をくれという意味だという。

改憲阻止線（１００席）確保が目標である民主党は与党の独走を牽制する野党に生まれかわるという点を強調する。「１％の特権層ではなく、９９％の庶民、中産層のためだ」という概念を繰り返し唱えた。主要なＰＲのコメントは「独走は危険、堂々たる牽制論」「堂々たる牽制のために力をください」などだ。公演『ＮＡＮＴＡ』（ナンタ）の音響と歌手キム・ドヒャングの「一緒に歩もう」というＣＭソングなどで聴覚的効果を強調する。

自由先進党は「法と原則」「細竹」などの李会昌（イ・フェチャン）ブランドを強調して低い党認知度を引き上げるという腹案だ。同じ保守政党であるハンナラ党との差別化のために工夫を凝らしているが、中には大統領選挙時に李明博大統領が登場したクッパ店の広告をパロディ化したものもある。