イ・ドンゴン、実弟の遺体を抱いて帰国

イ・ドンゴンが弟の遺体を胸に抱いて２８日夜、帰国した。

不意の事件で死亡した弟の葬儀手続きのために２０日、オーストラリアに出国したイ・ドンゴンは、この日午後６時ごろ、両親とともに仁川空港に到着した。イ・ドンゴンは弟の遺体を抱き、悲しみをこらえるような表情で黙って入国した。

イ・ドンゴンと両親は出迎えた知人にあいさつをした後、あらかじめ待機していた乗用車に乗って葬儀が執り行われるソウル江南区逸院洞三星（カンナムグ・イルウォンドン、サムスン）病院に向かった。イ・ドンゴンの両親は知人らの言葉に、帰国するまでぐっとこらえてきたものが切れてしまったかのように、泣き崩れてしまった。

この日、仁川空港にはイ・ドンゴンの帰国を取材するために５０人の取材陣が集まった。加熱取材による事故を防止するため、イ・ドンゴンの所属事務所関係者５～６人が空港を警備した。イ・ドンゴンのある側近は「イ・ドンゴンはオーストラリアで取材攻勢に戸惑っていた。１週間以上オーストラリアにいる間、ほとんど眠れず、極度に疲れている状態だ」と伝えた。

イ・ドンゴンは２８日、三星病院で弟の葬式を行った後、３１日午前９時、ソウル江南区大峙洞の聖堂で葬礼ミサを行う予定だ。オーストラリアシドニー大学で留学中だったイ・ドンゴンの弟は２０日、シドニー市内で中国系１０代青年に刺されて死亡した。イ・ドンゴンは２０日、両親と一緒にオーストラリアに発ち、現地で葬礼ミサを行った。