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SE7EN、チェ・ドンウクとして戻ってきた理由は「負担感」

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歌手SE7ENが軍除隊後4カ月ぶりに活動を再開した。ところが歌手ではなくミュージカル俳優チェ・ドンウクとして戻ってきた。

SE7ENは6月13日、ブルースクエア・サムスン電子ホールで幕を開けるミュージカル『エリザベート』にキャスティングされた。ファンタジー的なキャラクターの死(トート)役を演じる。製作会社から送った資料にSE7ENは「初めてミュージカルの舞台に立つだけに、わくわくして期待している。今までで最も躍動的な死のキャラクターを見せたい」という覚悟を伝えた。

SE7ENにミュージカルはなじみが薄い。除隊後初の復帰であるだけにファンたちは本業の歌手活動を期待したのが事実だ。だがSE7ENの選択は歌手復帰ではなくミュージカルへの挑戦だった。

いろいろ理由があるだろうが、やはり「負担感」が最も大きく作用したようだ。良く知られるようにSE7ENの軍服務は順調ではなかった。軍服務前よりも大きな話題を集め非難の対象にもなった。純粋に音楽だけやってきたSE7ENにとって、大きな転換点となった。

それで歌手として初めて挨拶するのがさらに難しかったのだ。歌謡界は、芸能界という集団内でも特にイシューが多い所だ。1週間のうち1日をのぞいて音楽番組があり、新曲を出すと芸能番組に出演するのも決まった手順のようになった。荒っぽい芸能記者らとインタビューもしなければならない。短い音源興行期間に可能な広報は全てこなさければならないのが歌謡市場だ。

だがSE7ENはこのうちの1つもまともに消化できない立場だ。軍服務中に事件が一段落し、処罰を受け、誤解の素地があった点も釈明した。それでもうわさは相次ぎ、まだ気になることが残っているのも事実だ。SE7ENはまだこうした気がかりなことを簡単に話すのが難しかったのだ。

一方ミュージカル界は事実上、SE7ENの問題には関心がないこともある。SE7ENが『エリザベート』でどんな演技を見せるのかだけに関心が集中する可能性が大きい。それだけSE7ENの負担感は減る。

また不特定多数ではない、自身のファンとミュージカル『エリザベート』のファンの前だけで公演をすることになる。心理的にも安定感を持てる。

成績に対する負担感もない。SE7ENは軍入隊前、歌手としては下降線を描いていた。長年の米国活動期間がかえって国内では認知度の下落の理由になった。

そうした状況で歌手としてのカムバックが成功を保障する確信が持てなかったのは明らかだ。

一方、ミュージカル『エリザベート』は国内で計120回にわたり15万人の観客を動員した大作だ。作品性と興行性をいずれも認められた作品なので安心して出演できる。

最低限「SE7ENが軍隊に行ってきて、盛りが過ぎた」という非難は聞かずに済む。

SE7ENにとってミュージカル『エリザベート』への出演は最善の選択と思われる。
COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2015年04月15日 14:40
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