６カ国協議関係者の非公式フォーラム　日本で来月開催へ

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮核問題をめぐる６カ国協議参加国の外交当局者や研究者が出席する非公式フォーラム「北東アジア協力対話（ＮＥＡＣＤ）」が来月、日本で開催される見通しだ。複数の韓国政府筋が５日、明らかにした。

韓国政府は会議に北朝鮮代表が出席した場合、北朝鮮核問題をめぐる予備的な対話を推進する方針とみられる。

６カ国による非公式接触の場となっている同会議は、米カリフォルニア大サンディエゴ校世界紛争・協力センター（ＩＧＣＣ）の主催で１９９３年に発足した。

北朝鮮は２００２年から参加してきた。２０１２年にはウラン濃縮活動やミサイル発射を停止する見返りとして米国が栄養補助食品を支援するとの米朝合意を、北朝鮮が長距離弾道ミサイル発射で事実上破棄したことをめぐり、自ら立場を説明する場として活用。昨年は参加を見送った。

ＩＧＣＣは今年も北朝鮮に参加を要請しているが、北朝鮮はまだ回答していないもようだ。

北朝鮮が強く反発してきた韓米軍の野外機動訓練「フォールイーグル」が今月２４日に終了することや、会合が日本で行われることから、北朝鮮が参加する可能性があるとの見方も出ている。

韓国政府はこれまで、６カ国協議再開を前に北朝鮮の立場を探る予備対話を調整する方針を明らかにしている。政府筋は「北が参加すれば予備対話の契機になる可能性がある」と期待を示した。