無人自転車貸与システムが登場…ソウル松坡区

ソウル松坡区（ソンパグ）は、自転車を自動でレンタルできる‘無人自転車貸与システム’を開発し、試験運営に入ったと１６日、明らかにした。

ＳＰＢ（Ｓｏｎｇｐａ　Ｐｕｂｌｉｃ　Ｕｓｅ　Ｂｉｋｅ）という名前のこのシステムは、区から発給された会員カードを自転車レンタル場所の無線認識装置にかざせば鍵が開き、自転車を返却台に置けば自動でロックされる。こうしたシステムの導入は国内では初めて。

会員カードは、交通カードと高速道路ハイパスに使われる非接触無線認識ＲＦＩＤ（Ｒａｄｉｏ　Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ　Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）技術で作られ、簡単に使用できる。 自転車をレンタル時間が３時間が過ぎれば、携帯電話文字メッセージで返却通報を自動で知らせるサービスも実施している。

現在、風納洞（プンナプドン）ハンガラムマンションと地下鉄５・８号線の乗り換え駅である千戸（チョノ）駅に無人自転車貸与システムが試験的に設置されている。

区は盗難・紛失を防止するため自転車のタイヤに番号を付着した。 利用料は無料だが、失った場合は自転車購入費用として１５万ウォン（約１万５０００円）を支払わなければならない。

松坡区は試験運営の結果を評価した後、蚕室（チャムシル）・巨餘（コヨ）・文井（ムンジョン）・可楽（カラク）などにも拡大する方針だ。

ソウル市の関係者は「フランス・パリでは昨年７月に導入された無人自転車貸与システム‘ベリブ（Ｖｅｌｉｂ）’が市民に好評」とし「ソウル市では３６０キロの自転車道路が構築される２０１０年以降、区別に無人自転車貸与システムが互換できるよう、システムを考えている」と説明した。