現代・起亜自などのハイブリッド車　販売好調＝韓国

【ソウル聯合ニュース】原油安にもかかわらず韓国のハイブリッド車（ＨＶ）市場が成長を続けている。

　韓国自動車業界によると、現代自動車の「ソナタハイブリッド」「グレンジャーハイブリッド」と現代傘下の起亜自動車の「Ｋ５ハイブリッド」「Ｋ７ハイブリッド」は昨年韓国で計２万７８２０台、米国で計３万４８２８台の総計６万２６４８台が売れ、過去最高の販売台数を記録した。

　両社のＨＶの販売台数は、２００９年に比べ１０倍に増えた。２００９年の６３１２台から２０１１年は２万９０００台に増え、昨年は初めて６万台を突破した。

　これまでの累計販売台数は２２万１４９０台で、このうち「ソナタハイブリッド」が１１万４７７８台で約半分を占めた。現代が先月発売した新型「ソナタハイブリッド」も営業日数１１日間の契約台数が１４００台を超えるなど発売早々、人気を集めている。

　輸入車のＨＶも２０１３年の５８３５台から昨年は７７３６台と３２．６％増加した。韓国輸入車市場に占めるＨＶの割合は同期間に３．７％から３．９％に上昇した。

　最近の原油安でガソリン価格が値下がりし、ＨＶの強みである優れた燃費性能に対する関心が以前に比べやや薄れたが、政府の補助金支給拡大や短所を改善したモデルが発売されたことがＨＶの人気につながったとみられる。

　業界関係者は「政府の補助金支給により購入時の初期費用が下がり、低燃費で優秀な性能のモデルが発売され需要が高まっている」と話している。