１人当たり即席麺消費　韓国が年７４食で世界最多

【世宗聯合ニュース】昨年の韓国人１人当たりの即席麺消費量は７４．１食と世界最多だったことが１９日、韓国農林畜産食品部の資料で分かった。

同資料は世界ラーメン協会が韓国や米国、日本、中国など１５カ国を対象に実施した調査結果を引用した。１人当たりの消費量が２番目に多かったのはベトナムで６０．３食、次いでインドネシアが５７．３食だった。

総消費量をみると、４６兆食の中国（香港を含む）がトップで、インドネシア、日本、ベトナムと続く。韓国は約３兆食で７位だった。

農林畜産食品部によると、昨年韓国で販売量が最も多かった製品は「辛ラーメン」だった。４年連続で首位を守った。次いで、「チャパゲティ」「安城湯麺」「ノグリ」「三養ラーメン」の順。

最近の即席麺消費の傾向として、チャパゲティなどスープの無いタイプや、麺を揚げないヘルシーなタイプが人気を集めているという。二つの製品を混ぜて食べるなど新しいレシピも流行している。

韓国国内での即席麺の小売売上高は昨年１兆９７２８億ウォン（約２１３０億円）と集計された。このうち、小売価格が最も安い量販店が２５．６％を占めた。

昨年のメーカー別の出荷額は、農心が１兆３０００億ウォン、三養食品が２６０６億ウォン、オットゥギが２４４２億ウォン、八道が１７９９億ウォンの順だった。

昨年の総生産は５９万トン（２兆１２４億ウォン相当）で、このうち袋麺が５９．８％、カップ麺が３０．１％、乾麺が１０．１％を占めた。特にカップ麺は２００８年に比べ６７．０％増加し、袋麺（２６．５％増）を上回る成長を見せた。

輸出額は２億１０００万ドル（約２５０億円）で、２００８年から約６４％増加した。輸入額は０８年の１２２万ドルから１５３万ドルに増えた。