ＬＧ電子スマホ「Ｇ３」、米国ＮＳＡセキュリティ性認証

ＬＧ電子の戦略スマートフォン「Ｇ３」が、米国国家安全保障局（ＮＳＡ）傘下の国家情報保証協会（ＮＩＡＰ）のセキュリティ性認証を通過した。米国政府に納品するモバイル機器は国家機密情報を扱うため、すべてＮＩＡＰの検証を経なければならない。

ＬＧ電子は今回の認証通過で最高水準のセキュリティ性を認められ、米国政府機関にＧ３を供給できる資格を得ることになった。セキュリティ性問題でこれまでストップしていた米国公共分野にもスマートフォン販売が可能になった。

ペンタゴン（米国国防省）など米連邦政府は、公共部門に納品するスマートフォンを選択するにあたりセキュリティを極度に重視する。このためホワイトハウスをはじめ連邦政府機関はアップルのｉＰｈｏｎｅも厭わず、ブラックベリースマートフォンを主に使ってきた。

ＬＧ電子ＭＣ事業本部のイ・ヨンモ北米営業担当専務は「セキュリティ性を認められただけに、今後の北米市場攻略に弾みがつくものとみている」と説明した。