朴大統領　榊原経団連会長と会談＝経済協力強化を期待

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領は１日午後、青瓦台（大統領府）を訪れた経団連の榊原定征会長と会談した。朴大統領は両国の経済交流の活性化に期待を示し、両国企業の協力策などについて意見を交換した。

　朴大統領が就任後に日本の財界の重鎮と会談するのは初めて。韓中日首脳会談開催を模索する動きが出るなど、このところ改善の兆しがうかがえる韓日関係の変化を反映したものと受け止められる。

　榊原氏は経団連と韓国の全国経済人連合会（全経連）との２００７年以来７年ぶりとなる定期懇談会に出席するため来韓した。

　朴大統領との会談には榊原氏ら日本財界の１８人と別所浩郎駐韓日本大使、全経連の許昌秀（ホ・チャンス）会長らが出席した。

　朴大統領は全経連と経団連の懇談会再開を歓迎し、「両国企業人の皆さんが外部環境の変化に揺るがずに協力を強化して、両国発展の堅固な支えとなるよう望む」と期待。来年は韓日国交正常化５０周年を迎えるとして、「両国が過去の傷を癒し、新しい未来に向かうために共に出発する元年となるよう、関心を持ち努力していただきたい」と強調した。