ロシアの極東発展相が韓国訪問　ロ朝協力事業など協議

【ソウル聯合ニュース】韓国企業が参加する北朝鮮・羅先経済特区とロシア極東沿海地方のハサンを結ぶロ朝物流協力事業が本格化する中、ロシアのガルシカ極東発展相が２７日、訪韓した。

　あす２８日まで滞在し、統一部、産業通商資源部などの韓国政府関係者と経済協力問題などを協議する。

　双方はロ朝物流協力事業のテスト輸送の一環として行われているハサンと羅津港間の石炭輸送作業を評価し、今後の進展方向に対し具体的に意見を交わすと予想される。

　石炭輸送作業は、ハサンと羅津港を結ぶ鉄道を使いシベリア産石炭を船で韓国に運ぶもの。視察のため、韓国側の政府、企業関係者らが２４日に訪朝している。２８日まで北朝鮮に滞在し、石炭の荷役と船積み、船舶の出入港などを視察し、事業の妥当性や安全性を確認する。

　ガルシカ極東発展相はまた、２８日午後に予定されている統一部の柳吉在（リュ・ギルジェ）長官との会談で、北朝鮮の崔竜海（チェ・リョンヘ）朝鮮労働党書記の訪ロについても説明するとみられる。崔氏は今月１７～２４日まで金正恩（キム・ジョンウン）第１書記の特使としてロシアを訪れていた。