韓国旅行「コネスト」 <特集>李相睦教授の特別な授業 -2。韓国の社会・文化ニュース
KONEST

<特集>李相睦教授の特別な授業 -2

お気に入りに追加 (登録者 : 0人)  印刷する
「スーパーマンになりたい」

筋萎縮性側索硬化症を患う李相睦(イ・サンモク)ソウル大学教授は、自らを「リサイクル(recycle)人間」だと呼んでいる。「第2の人生をおまけでもらった」というのが理由だ。

2006年7月、彼は学生らとともに米国カリフォルニアの砂漠地域での研究のために旅たった。彼が走っていた車が未舗装道路で転覆した。車の屋根が容赦なく彼の首に圧し掛かった。事故から3日たって目が覚めた彼は何の痛みも感られなかった。四肢がまひしてしまったのだ。彼は脳と近い第四脊椎を損傷してしまった。

李教授は「首から下がすべてもう私のものではなかった。‘私の人生は終わった’と思った」とその当時を振り返った。しかし彼には驚くべき再起のチャンスが与えられた。同じ年の8月、李教授はLAにあるリハビリ治療専門病院「ランチャーロスアミノス」の「コンピューターを活用したリハビリセンター」に移送されたのだ。

センターで李教授は口と目で作動できる数十種類の装備とソフトウエアを学んだ。3週間の血のにじむようなトレーニングの結果、同じ年の秋に李教授は韓国に帰ってきた。

「コンピューターを通じて死んでしまいそうだった私のからだがよみがえるようでした」李教授は頭だけで以前のように研究と講義をできるということをソウル大側に証明してみせた。彼は昨年の秋学期からに再び教壇に立った。李教授は「障害者に必要なものははるかに遠い幹細胞ではなく、現実的な情報技術(IT)だということを事故に遭った後に知った」と話した。

彼は映画「スーパーマン」のクリストファーリーブを自分の英雄だと紹介した。1995年の落馬事故で脊椎を損傷し全身まひ状態に陥ったリーブは財産をなげうって脊椎疾患の患者のための財団を作った。李教授は「意思疎通のための装備とソフトウエアが300万ウォンもならない」と説明し「この事実を知らずに苦痛を味わっている障害者たちのリーブのようなスーパーマンになりたい」と話した。

◇李相睦教授=ソウル大海洋学科を卒業し1995年MITで「海洋地質学」博士の学位を取得した。英国ダラム大学で研究員として98年まで活動した。2004年ソウル大教授に採用された。事故に遭う前まで彼は1年に3~4カ月を太平洋や北極海、南極で研究活動をしていた。
 
COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2008年03月05日 12:33
コネスト予約センターコネスト予約センターコネスト予約センター
・営業時間 9:30~18:00(月~土)
・休業日  日曜日・1月1日
道路名住所」とは?
2014年から施行された新しい韓国の住所表記法です。 → 詳細
ログイン 予約の確認
無料会員登録
コネスト会員になるとより韓国が近くなる!
レート・両替・物価 韓国の天気 カレンダー 翻訳
注目のニュース
バスストライキ終了 全線正常運行へ
聴覚障害者アイドルグループビューへ
自殺未遂救急外来43%が30歳未満
リサ75億ウォンで購入の大邸宅公開
今年夏の国際線コロナ前の98%回復
平和の殿堂 今年初の韓国音楽授賞式
韓国総選挙 公式運動スタート
国会議事堂の移転は「公約」
韓国生まれのパンダ 来月中国へ
NCTドリームがワールドツアー開催
週間アクセスランキング
桜祭り早めたのに…全国非常事態
24.03.22
BLACKPINKに多額の契約金
24.03.22
古宮・景福宮で夜間観覧
24.03.23
偽ブランド品2,400億円相当押収
24.03.24
韓服娘の写真を公開 ドジャース選手
24.03.26
COPYRIGHT ⓒ 2024 韓国旅行情報「コネスト」 All rights reserved.
今日見た記事
注目の記事
[ 閉じる▲ ]
[ 固定解除 ]