韓国旅行「コネスト」 <特集>李相睦教授の特別な授業 -1。韓国の社会・文化ニュース
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<特集>李相睦教授の特別な授業 -1

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ソウル大のスティーブン・ホーキング

4日午後1時、ソウル大の自然学部の教室。電動車椅子に乗った中年の男性が教室に入ってきた。彼の身体はベルトで車椅子に固定されている。手と足もやはり紐で固定されている。彼が動かせるのは頭だけだ。筋萎縮性側索硬化症によって体がまひした天才物理学者、まるで「スティーブン・ホーキング博士」をイメージさせるようだった。

彼はソウル大地球環境科学部李相睦(イ・サンモク、46)教授。今年初めての講義だった。李教授は2年前、交通事故に遭い、首から下の部分が完全にまひしている。しかし教壇に立った彼は授業を円滑に進めた。授業の解説もずば抜けていた。

李教授は車椅子とつながっている「息で動くマウス」に唇を当てた。プロジェクターを通じて見えるコンピューターの画面のカーソルが反応し始めた。クリック、ダブルクリック、ドラッグを自由自在に操り講義を続けた。マウスの先を吸えば「左クリック」、吹けば「右クリック」、2度吸えば「ダブルクリック」が実行される。李教授の口は「10本の指が生えた手」と同じだった。この日、海洋地質学を紹介する「海の探求」という講義のために彼は9時間かけて授業準備に取り掛かった。音声を文字に変換する「認識プログラム」を通じて文章を作りそれをまとめた。

昨年から李教授の講義アシスタントを務めているソ・ビョンダルさん(25、大学院2年)は「授業を受けている間、先生に障害があるということを忘れるくらいだ」と述べ「体が健康な私にも大きな刺激になる」と語った。

◇李相睦教授=ソウル大海洋学科を卒業し1995年MITで「海洋地質学」博士の学位を取得した。英国ダラム大学で研究員として98年まで活動した。2004年ソウル大教授に採用された。事故に遭う前まで彼は1年に3~4カ月を太平洋や北極海、南極で研究活動をしていた。
 
COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2008年03月05日 12:28
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