＜ゴルフ＞今季４勝目の申智愛　世界初の３大ツアー賞金王が目標

申智愛（シン・ジエ、２６）が日本女子プロゴルフ（ＪＬＰＧＡ）ツアーで今季４勝目をマークした。２１日に愛知県新南愛知ＣＣ美浜コース（パー７２）で行われたマンシングウェアレディース東海クラシック最終第３ラウンド。２位でスタートした申智愛はこの日、ボギーなしの５バーディーで通算１４アンダーをマーク、逆転優勝に成功した。優勝賞金は１４４０万円。

先頭の福田真未（日本）に１打差の２位で第３ラウンドを始めた申智愛は前半に２アンダーをマーク、１５、１６、１７番（パー５）と３ホール連続でバーディーを奪って逆転した。

福田は通算６アンダーで１２位タイまで順位を落としたが、イ・ナリ（２６）が申智愛を激しく追い上げた。イ・ナリは最終日、１イーグル、４バーディーの通算１３アンダーで単独２位に浮上した。申智愛は「シーズン４勝というのが信じられない」とし「イ・ナリ選手の追い上げに緊張感と面白さを同時に感じながら競技した」と語った。続いて「最近はショット感覚がよく、自信が生じている」と話した。

申智愛はこれで今季の賞金が計９２５３万円となり、ランキング２位に上がった。賞金ランキング１位のイ・ボミ（２５）は父の葬儀のため今大会に出場しなかった。申智愛はイ・ボミ（１億４８５万円）との賞金の差を１２３２万円に縮めた。

韓国女子プロゴルフ（ＫＬＰＧＡ）と米女子プロゴルフ（ＬＰＧＡ）ツアーに続き日本でも賞金王を狙う申智愛は「最近７週連続で大会に出場し、体力がかなり消耗している」とし「体力を回復させてパットを再整備し、２週後に開かれる日本女子オープンに集中したい」と話した。