＜ハンドボール＞韓国女子ユース代表、ロシア破り頂点に

１２歳の少年たちがリトル野球ワールドシリーズを制したのに続き、今度は１８歳の少女たちがユースオリンピックのハンドボールで頂上に立った。

韓国女子ユース・ハンドボール代表チームは２５日、中国南京で開かれた第２回ユースオリンピック競技大会（南京ユースオリンピック２０１４）の決勝で強豪ロシアを３２－３１で下して金メダルを獲得した。オリンピックというタイトルのついた大会で韓国が頂上を制したのは１９９２年のバルセロナ五輪以降、２２年ぶりだ。２００４年アテネ五輪の決勝でデンマークに敗れて銀メダルに終わった先輩の積年の思いも晴らした。国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）が主催するユースオリンピックは１４～１８歳の青少年によるスポーツ祭典で、今大会は２回目だ。

韓国は組別リーグでロシアに３１－３６で負けた。決勝戦も易しくはなかった。韓国は前半１７－１４で先んじたが後半に入って体力を前面に出したロシアの猪突的な攻撃に危機を迎えた。しかしＧＫのパク・チョウン（１６、貞信女子高）が膝に打撲傷を負いながらも１対１の危機から繰り返しファインプレーを見せて勝利を守った。カン・ギョンミン（１８、仁川ビジネス高）は１２ゴールで攻撃を引っ張った。キム・ソンウン（１７、仁川ビジネス高）もピークを迎えるごとに６ゴールを守り勝利を助けた。オ・セイル監督（４７）は「ロシアには組別リーグで敗れて自信をなくていないか心配した。しかし選手が２回は負られないという気持ちで一生懸命プレーした」と話した。

ハンドボールはサッカーやバスケットボールに比べて身体接触が寛容なスポーツだ。球技種目だが格闘技に劣らないくらいの激しい体のぶつかり合いがある。体格と体力が優勢な欧州が国際舞台を牛耳っている理由だ。しかし最近、韓国ハンドボールは女子ジュニア代表チームの世界選手権大会優勝、男子ジュニア代表チームのアジア選手権大会準優勝などうれしい出来事が続いている。

ハン・ジョンギュ大韓ハンドボール協会会長職務代行は「体格がはるかに大きなロシア選手を相手に若い選手たちが最後までベストを尽くす姿を見せてくれてありがたい」とし「若い選手が頑張ってくれているので男女成人代表チームもアジア競技大会で良い成績を出せるよう願っている」と話した。